「3歳&1歳と新幹線で3時間半。グズりにグズる娘たちに、近くの席の乗客が...」(大阪府・30代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Mさん(大阪府・30代女性)
その日、Mさんは2人の幼い娘を連れて新幹線に乗っていた。
Mさんの実家がある九州から、自宅のある大阪へ。約3時間半の道のりは、3人にとって大変なもので......。
<Mさんの体験談>
今から5年ほど前、祖母が危篤になり大阪から九州の実家に帰省しました。
平日だったこともあり、私と当時3歳の長女、1歳の次女の3人だけで向かいました。
帰省してまもなく祖母は他界し、葬儀・火葬が執り行ったあと、私たちはまた3人で帰阪。その時に乗車した新幹線内での出来事です。
ぐずりにぐずる娘たちに、周囲の乗客が...
九州から新大阪までの約3時間半、子供たちはぐずりにぐずっていました。また、いろんな事があったのでストレスなのか、私も娘達もお腹が緩く、トイレにも3人で行く始末でした。
もう、どうしたらいいのか。車内で途方に暮れていた時、近くの座席の女性が「これ食べて!」とプリッツのようなお菓子を娘に差し出してくださったのです。
その方や他の座席が近い方々も、「泣いても気にしなくていいのよ」と優しいお言葉を掛けてくださいました。その時の行動やお言葉にとても救われたのを今も覚えています。
お声がけくださった方の中に、少し年配の女性の方がいらっしゃいました。
その方は、私がトイレに行く時やおむつ替えの時などに娘達を見守ってくださって、降車の際には荷物を改札口の近くまで一緒に持ってくださったのです。
体調も悪く、実家や新幹線に慣れていない子供たちの対応でヘトヘトだった私には、神様のように感じられました。
別れ際にも御礼を伝えましたが、こちらで改めて感謝を伝えることができればと思い、投稿しました。
今も変わらずお元気でいらっしゃったらいいな、と日々思っています。
他人に関わらない方がよいと思われているような世の中でも、こうして助けてくださる方がいるのだと多くの人に知って頂ければ幸いです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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