「シャリもネタも透き通ってやがるぜ!」 すしのまち・富山で生まれた〝美しすぎるお寿司〟に11万人感動
2024.09.28 19:00
シャリを整えるため、鉄のヘラで押す
富山市観光協会のスタッフたちは5人で参加し、2貫ずつ作ってみたそうだ。
「タコ」と「シロエビ」のガラスのお寿司を作ったスタッフは「最初にネタの分を作って、次にシャリの部分を作って、最後にネタとシャリを合体させて完成する流れが楽しかった」と振り返る。
「シロエビのぐにゃぐにゃ感を出すのに、シロエビの部分をピンセットでねじっていく作業がとても難しかった。(熱々のうちにしないとすぐに固まるため)」
「ネタによって作る工程がぜんぜん違うので、一貫一貫どれでも楽しく作れる。作家が2人ついてくれるので、どんなに下手でも、完成度が高い作品に仕上げてくれる」(「富山市観光協会」担当者)
色も形も様々な「ネタ」はもちろん、「シャリ」の部分を作るのも、楽しいらしい。担当者の語り口からは、その感動が伝わってくる。
「シャリを整える際に、鉄のヘラで上や横から押して整えていくのだが、寿司のシャリを握っている感じがして面白かった」
「シャリの米つぶとなる細かいガラスをつけているが、この米つぶガラスをつける前に、棒の先で熱したガラスを重曹の中にさっとつけていて、その工程によって、ガラスに細かい泡が入る。ガラスのシャリのリアルさと美しさは、こういったひと手間ひと手間から作り出され、作家さんのアイデアと技術に感動した」(「富山市観光協会」担当者)
5人で作った計10貫のガラスのお寿司は今後、県内外での出向宣伝等での富山市の観光PRブースに展示する予定だ。
「『ガラスのまちとやま』と『すしのまちとやま』が同時にPRできて、富山市の魅力の拡散や認知度の拡大に繋がることを願いたいです」(「富山市観光協会」担当者)
ガラスのお寿司を作り、美味しいお寿司を食べる、富山市の旅、いかがだろう。
体験希望者は、富山ガラス工房第2工房へ問い合わせてほしい。お寿司以外にも、1年を通して様々な制作体験を開催中だ。