「自閉症の5歳息子と大荷物を抱えて特急電車に乗った私。駅で降りたところで、若い車掌が...」(愛知県・50代女性)
2024.09.28 18:00
フラフラの体で電車を降りたら...
帰りの特急電車で本当に限界がきて、しんどくて、顔にも出てしまうくらいでした。
しかし途中、田舎の無人駅で乗り換えがあって、重い荷物と自閉症の子供をかかえて高い階段の上り下りしなければなりません。
この身体でどうやってあの階段を上り下りしたらいいのか......。でも、それでもやらねばならぬ。そう思っていたら、乗っていた特急の若い車掌さんに声をかけられたのです。
「お母さん大丈夫ですか? とてもお辛そうですが、この先の階段は急で高いです。お子さんとこの荷物を抱えて大丈夫ですか?」
私は迷惑を掛けたくなくて、「なんとか頑張ります」と弱々しく答えたのですが、「ちょっと待っててください」と居なくなり、その後すぐ帰ってきてこう言うのです。
「運転士に事情を説明して許可を貰いました。
この駅での停車時間は、約1分。僕がこの荷物を階段の上まで置いてきます。そのあとゆっくり、お子さんの手を引いて来てください」