犬、オオグソクムシ...河童まで!? 120の〝いきもの〟に出会えるJR鉄道旅
どこかへ出かけたら、何か記念になるものを残しておきたいのが人間の性だ。
お土産を買うのもいいが、毎回だと懐が痛む。そんな我々にとって心強い味方となるのが、スタンプラリーである。
とくに、最近よく見かけるようになったデジタルスタンプラリーは、台紙をなくす心配もないから、うっかり者でも安心して挑戦できる。
世紀のうっかり者であるJタウンネット編集長も2024年夏、デジタルスタンプラリーデビューを果たした。
JRグループが22年4月28日にスタートした「TRAIN TRIP」をやってみることにしたのである。
スマホのブラウザで「TRAIN TRIP」を開くとデジタルスタンプを押せるサービスで、北海道から九州まで、押せるスタンプは1000種以上。しかも、24年7月19日に新機能「いきものスタンプ図鑑」が追加されたばかり。
日本全国に生息する"いきもの"をモチーフにしたスタンプ120個が新たに登場し、押せば豆知識までゲットできるという。
いきものの豆知識なんて、どれだけ頭に入れていても良いものである。
早速、出発してみよう。
地図の上にはピンがずら~り
サイトを開くとこんな感じ。会社の最寄りのスポットは市ケ谷駅で、近づくと丸いピンが赤く染まる。
ピンはいたるところに打たれており、どこでどんなスタンプが押せるのかは巡ってみなくては分からないが......ところどころに、他のスポットとは異なるデザインの駅がある。
日暮里に、大井町に、西大井、中野......これらの駅では、ピンの形がクマ型になっているのだ。
なるほどなるほど。つまりコレって、そういうことだな?
遊び心を察知した筆者は中野へ向かった。
中野に降り立つと、クマ型のピンが緑色に染まった。それをタップしてスタンプを押してみると......。
やっぱりね! いきものスタンプ、見事ゲットです。
中野駅は、イヌ。スタンプを押すことで図鑑にページが加わり、こんな豆知識を読めるようになった。
中野駅北口にある、7匹の犬の像。
「生類憐れみの令」で知られる徳川綱吉の時代につくられた、「犬屋敷」があった場所。
当時約10万頭の犬が、ここにいたらしいワン。
東京で犬と言えば、忠犬ハチ公像のある渋谷をイメージする人も多いかもしれない。でも、中野にも犬スポットがある。
そんな豆知識が全国で増えていくなんて、たのしそうだ......!
プレスリリースを見ると、"いきもの"のラインアップは様々だ。
中野駅は犬、奈良駅はシカ、千歳駅はシマエナガ、西焼津駅はオオグソクムシで大村駅はマナマコ、なんと打井川駅はカッパ。正統派かわいいから「キモかわいい」、そして妖怪までいるらしい。
この夏、JRで旅する際は「TRAIN TRIP」でいきもの博士を目指してみては?