福島の〝桃ジュースが出てくる蛇口〟に2.7万人垂涎 「夢のよう」「なんて魅力的」
スタッフのひらめきから生まれた、こだわり満載の設備
Jタウンネットの取材に応じた国見SA下り線の支配人によると、きっかけは2020年に実施された国見SAのリニューアルだった。
令和5年産農林水産統計を見ると、福島県の桃の生産量は山梨県に次いで全国2位である。
国見SAが位置する福島県国見町は、その中でも主な生産地のひとつだ。町の公式サイトによると、町というくくりでは全国トップの出荷量を誇る。
比較的寒暖の差がある内陸性の気候で、夏は暑く、冬はしっかりと寒い。
「特に梅雨明け後の盆地の暑さはグレートですが、この暑さが甘くて色づきの良い、種類も豊富な国見町のももを育んできました」(町公式サイト内「国見町のおいしい自慢」より引用)
県の主力品種「あかつき」はもちろん、「暁星」「まどか」「紅博桃」「川中島白桃」「さくら」などなど、さまざまな品種が夏から秋にかけて生産されているらしい。
国見SAでは町と県の特産品である桃を今後もさらにアピールしていきたいと、桃をキーワードに目玉商品の開発を進めたという。
「弊社スタッフの『蛇口から桃ジュース出てきたら、面白いよね』というひらめきから、デザインなどの試行錯誤を繰り返し、現在に至っています」
「桃の形状から蛇口の位置、台座の木目などにもこだわりました。設置場所も、子供たちからジュースの補充が見えないような工夫を加えたり、実はこだわり満載です」(国見SA下り線支配人)
福島県産桃のジュースが出てくる「蛇口から桃ジュース」は、さわやかな甘味と香りで、ゴクゴク飲めると、とくに家族連れの旅行客に好評だという。
桃の主な生産時期、7月から9月中旬には、桃の品種を2週間ごとに入れ替えながら、「蛇口から桃ジュース」として提供されるそうだ。
8月4日には、国見SA下り線にて、福島のくだもの・福島のPR活動を行うキャンペーンクルー「ミスピーチ」による試食販売も行われる。
アンケートに答えると、蛇口から桃ジュースで使えるミニカップのプレゼントも。
東北道・国見SAは、福島県と宮城県の県境に近い。北へのロングドライブを目指す人には、一息つくのに絶好の場所と言えるかもしれない。
「蛇口から桃ジュース」でリフレッシュして、安全運転を心がけていただきたい。
国見SA 下り
住所:〒969-1711 福島県伊達郡国見町貝田字山口12ドラぷら内紹介ページ:https://www.driveplaza.com/sapa/1040/1040211/2/
福島県×ENJOY!よりみち ふくしまの桃フェア:
https://www.driveplaza.com/sapa/event_campaign/detail/peachfair2024.html