〝ドラゴン〟そっくり早明浦ダムが辰年限定カードになった 龍周縁のスポット巡るスタンプラリーでゲットせよ
「辰年記念カード」と、スタンプラリー
国土交通省 吉野川ダム統合管理事務所の担当者によると、早明浦ダム・辰年記念カード作成のきっかけになったのは、やはりSNSで話題になったことだった。ダムカード裏面の情報には、次のように記されている。
「『四国にマジでドラゴンいた!!』として、落語家・漫画家の雷門獅篭(かみなりもん しかご)さんが飛行機から撮影したTwitter投稿画像がweb上で大きな話題となりました。 写真提供:雷門獅篭氏」
実は「龍」に見える湖の写真は、龍のしっぽの方にある大川村の「村のえき」限定のダムカードとして以前から配布されていた。
吉野川ダム統合管理事務所のX公式アカウントがそれについて投稿した際、ユーザーから「(干支にちなんで)イベントとしたらいいのにね」という反応があったという。
そこで24年、大川村と協働し、干支(辰年)にちなんだ限定カードを作成することとなった。
配布は地域の活性化につなげるため、スタンプラリー方式に。本山町の「モンベル アウトドアヴィレッジ本山」、土佐町の「道の駅 土佐さめうら」「さめうらレイクタウン周辺」、大川村の「自然王国 白滝の里」、「村のえき(結いの里)」の5か所のうち4か所でスタンプを集めると、白滝の里・村のえきのいずれかでカードをゲットできる。
4月1日より配布開始され、反響は大きいようだ。
「5月末時点で約250人の方がスタンプラリーに参加いただいています。配布場所の大川村の『村の駅』や『白滝の里』では、来訪者が1割増えたと聞いています。四国だけでなく、兵庫県など本州から来ていただく方もいらっしゃいました」(国土交通省 吉野川ダム統合管理事務所担当者)
「早明浦ダム周辺の嶺北地域は美しい自然の風景や、その自然に育まれたグルメなど、魅力あふれる見どころがたくさんあります。
今回のスタンプラリーを通して、嶺北地域に足を運んでいただき、楽しむための『きっかけ』になれば。それが、嶺北地域の『にぎわい』につながれば幸いです。
ぜひ嶺北地域にお越しください!」(同担当者)
「辰年記念カード」は数量限定で、なくなり次第、配布終了するという。
夏休み期間中には参加者が増えそうだが......急いだほうが良いのだろうか? 担当者に尋ねると、「夏休み期間中は今のところ、大丈夫です」とのこと。
というわけで、夏休みの旅行はドラゴンに会いに行ってみてはいかが?