「深夜にバイト先から帰る高校生の娘。電車賃が足りず駅で〝若めのオジサン〟に...」(神奈川県•50代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:はるさん(神奈川県•50代女性)
その日はるさんの娘は小田急線の遅延の影響で深夜まで家に帰れずにいた。
親と連絡できなくなるのを恐れた彼女はモバイルバッテリーを購入したのだが、そのせいである問題が発生し......。
《はるさんの体験談》
今から10年前、娘が高校生の時の話です。
その日は娘が家に帰らないまま、時刻は夜中の0時を回ってしまいました。
思わず声に出していて...
娘はバイトの研修で自宅から1時間先の駅へ行っていたのですが、小田急線が台風の影響で止まり、3時間ほど遅延していたのです。
不測の事態にケータイの電池が無くなり私と連絡が取れなくなるのを恐れた娘はなけなしのお金で充電器を買ったものの、そのせいで今度は帰りの電車賃が100円足りなくなったそう。
一緒にいた友達もICカードしか持っておらず、駅で思わず半泣きで「どうしよう!100円足りない!」と声に出してしまったといいます。
すると隣にいた"少し若いおじさん"(娘談)が「あげるよ」と言って100円玉を1枚差し出してくれたそうな。
何度もお礼を言い受け取った娘は予定より4時間も遅れて最寄り駅に到着。
迎えに行った私の車に乗った途端「今度、困ってる人がいたら迷わず助ける!」と声を弾ませて話してくれました。
あの時の"少し若いおじさん"、ありがとうございました。
いくら友達と一緒だとはいえ高校生の娘はとても心細かったと思います。
そんな彼女を助けてくださったこと、感謝しております。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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