ネオトライダガーZMCが良い香りの煙を噴射! 静岡企業がタッグを組んだ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」グッズが斬新すぎる
2024年、ミニ四駆マンガ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(作・こしたてつひろ)は原作連載30周年を迎える。
そんな節目の年に、作中に登場するあの名マシンをモデルにした商品が登場した。
6月14日に発売されたのは主人公たちのライバル、鷹羽リョウの愛車「ネオトライダガーZMC」の――。
![鉄心先生も驚きの職人技だ!(画像は栗田産業の公式Xより)](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619175630_large.jpg)
「香炉」である。ど、どうして......?
この不思議すぎる商品を手掛けたのは、静岡県の老舗鋳物メーカー・栗田産業(静岡市駿河区)。
同じく駿河区に本社を構える大手模型メーカーで、ミニ四駆を製造するタミヤによる全面監修のもと、重厚感あふれる鉄のネオトライダガーZMCを生み出した。
![重厚感がえぐい(栗田産業のプレスリリースより、以下同)](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619180159_large.jpg)
栗田産業のプレスリリースによると、砂で作った鋳型を使って作る砂型鋳物は決して精密な表現に向いた工法ではない。
しかし今回はタミヤのミニ四駆キット「ネオトライダガーZMC」の形状を極力細部まで再現することを目指した。
微妙な調整を重ねながらタミヤ監修のもとで原型を作り、職人の繊細な技術によって砂型を作り上げたとのこと。
![繊細な技術で砂型を制作](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619180856_large.jpg)
その型に様々な元素を調合した合金(鋳鉄)を溶かし注ぎ、一つひとつ手仕事で作り込まれたネオトライダガーZMC香炉は重量660グラム。
タミヤ公式Xアカウントの投稿によると、ノーマルミニ四駆の約9倍もの重さらしい。30年の歴史をずっしりと感じられそうだ。
![30年の重み?](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619180106_large.jpg)
予想外すぎる「ネオトライダガーZMC」の香炉化に、ネット上では驚くユーザーが続出している。
「これは...............」
「ジワる」
「めっちゃ欲しいけど使ってたらドン引かれそう」
「これに合う蚊取り線香を出してくれって思った。これからの季節ちょうどいいし」
欲しいという人もいるようだが......なぜ「ネオトライダガーZMC」は香炉になったのか。
17日、Jタウンネット記者が栗田産業を取材したところ、原作ファンなら納得の理由が明らかになった。
鋳物作りとイメージが重なり...
「ネオトライダガーZMC」は作中に登場する陶芸家・岡田鉄心が手掛けたマシンである。
そのボディは、陶器と似た製法で手作りされている。
それが、手作りの鋳物作りとイメージが重なったのだと栗田産業の広報担当者は説明する。
![鉄心先生のイラスト入り箱](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619180033_large.jpg)
さらにネオタライダガーZMCは作中で、ジェット気流を噴射して走る描写がある。
「煙を出す香炉とイメージが重なりました。煙を出すネオトライダガーZMCは絶対カッコいいと思い、商品化する事にしました」(同担当者)
![ジェット気流を再現!?](https://cdn.j-town.net/thumbnail/2024/06/town20240619175947_large.jpg)
ネオトライダガーZMC香炉を使えば車体後部に開けた排煙口からお香の煙が立ち上る。
コーン型のお香と棒型のお香のどちらも車内に設置できるそうだ。
静岡のものづくり企業が協力して生まれた、浪漫たっぷりの香炉はお値段3万3000円(税込み)。
栗田産業の自社ブランド「重太郎」のオンラインショップで購入可能だ。
【新発売】
— 【公式】しずおか鋳物「重太郎」 (@KJutaro) May 8, 2024
爆走兄弟レッツ&ゴー??で鷹羽リョウが使用したマシン ネオトライダガーZMCが香炉になって登場!
ボディもシャーシも職人手仕事の鋳鉄製!
お香の煙がジェット気流を噴射して走るトライダガーの勇姿と重なります!
発売日:2024年6月14日(金)
価格:33,000円(税込)#ミニ四駆#レツゴ pic.twitter.com/nlw9yrIaP4