旅先で電車を間違え、地元民に助けを求めたら... まさかの「補足」で不安吹っ飛ぶ
見知らぬ土地で、バスや電車を間違えるとかなり焦る。特に一人旅の場合のあの心細さったら......。
そんな時、こんな出会いがあればどれだけ救われるか。読者の心を温めてくれるエッセイ漫画が、X上で注目されている。
こちらは、漫画家のみつつぐ(@mitutugu)さんが2024年6月2日に投稿した作品の冒頭。
「一人旅に出かけるぞ!」
そう言って意気揚々と旅に出たみつつぐさんだったが......。
旅先で乗る電車を間違えるという痛恨のミス! こうなったら茫然とホームに立ち尽くすしかない。
「多分このホームから出る電車で目的地に辿り着けるはず!」
そう自分を鼓舞するが、それでもやっぱり「不安」の二文字が肩にのしかかる。
そこで、ピンチを乗り切るための「最終奥義」を発動することにした。
最終奥義「人に聞く」
それはズバリ、「地元民らしき人に聞いてみる」。
というわけで、同じホームにいた女子学生さんに尋ねてみたところ、「ここから行きますよ」と快く教えてくれた。よかった~~~!
これで無事に問題解決。学生さんにお礼を伝え、その場を離れようとしたみつつぐさん。
しかし......。
「あの...」
そこで不意に、学生さんが呼び止めてきた。
何か伝え忘れたことでもあるのかと思いきや、次に彼女の口から飛び出したのは......。
神様かな?
「なんとっ! ひと駅で着きますっ!」
「次の駅です!」
まるでテレビショッピングのようなノリで、元気いっぱいに教えてくれたのである。
少しでもみつつぐさんの不安を取り除いてあげようという、彼女なりの気遣いだろうか。満面の笑顔がとても眩しくて微笑ましい。
学生さんの溢れんばかりの「陽の気」にあてられたみつつぐさんも、思わずこの笑顔。
負けじと元気いっぱいに「ありがとうございます!」と返しつつ、心の中で「この世のすべてにBIG LOVE......」と呟くのだった。
ちなみに、みつつぐさんは投稿に続ける形で「各駅停車と快速一本で目的地に行ける電車が止まるホームで土地勘が無かったので看板に各停の次の駅名が書かれていてもわからなかったってやつです」と補足している。「快速で次の駅」って確かに、旅人には難しい......。
さて、世界の優しさ、旅の良さを改めて感じるエピソードに、X上では3万近くのいいね(6月5日夕時点)が集まったほか、こんな声が寄せられている。
「なんと! ひとえき!←ここから得られる栄養がある」
「不安が吹っ飛ぶ素敵な出会い」
「お祈りしたいレベルの御助力。この子がこの土地の神様だったのかも」