介護に限界感じて願った「早く天国に行ってくれないか」 認知症母を見送った息子が〝今〟思うこと
同じくらい年をとってから、会いに行くから
一緒に生きてあげられなくてごめんなさい。
母が天国に行ったのは、こんな私を心配させまいとしたのかもしれない、と思います。
元気だったあの頃の母を思い出しては泣き、弱った母を思い出しては、これでよかったんだとずっと言い聞かせています。
もう二度と色々な話ができないと思うと、胸が張り裂けそうです。
産んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
かけがえのない時間をありがとう。
生まれ変わってもまた私のお母さんになってください。
生まれ変わったら今世よりずっといい子になって心配かけないから、お母さんになってください。
またたくさん話そうよ。
またたくさん笑おうよ。
またたくさん褒めてよ。
またたくさんごはん作ってよ。
またたくさん一緒に生きようよ。
母さん、これからも大好きです。
妻と選んだ誕生日プレゼントの洋服を天国で着てね。
これからは天国に行って上から見てるから、生きてる時より悪いことできないね。
またたくさん怒ってね。
会いたい。また会いたい。
すぐ会いたい気持ちをなんとか抑えて、同じくらい歳をとってからそちらへ行く息子を、会った時に抱きしめてください。
では、その時まで。
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