「青森ってダークマター食べるの?」 圧倒的な黒さ誇る〝弘前公園名物〟の正体とは
黒い理由は「企業秘密」
取材に応じた同店店主の工藤大治さんによると、「黒いおでん」の正式名称は「黒こんにゃく」。
毎年4月下旬ごろに行われる「弘前さくらまつり」の時期にだけ、会場である桜の名所・弘前公園内に出店した屋台で販売している商品だという。
「縦10センチ×横8センチ×厚さ2センチのこんにゃくに、味付けをして黒くしているものです」(工藤さん)
ただ、どのような味付けをしているのか、どうしてここまで黒いのかについては「企業秘密です」。
ますますどんな味か気になるが、それは実際に食べてみてのお楽しみというわけだ。
ちなみにこの黒すぎるこんにゃく、実は40年ほど前に生まれたものとのこと。
「先代の店主が、『弘前公園のさくらまつりで何か片手で食べられるものがあったらいいよね』と思いついて作ったのがはじまりです」
以降、毎年さくらまつりの期間限定で売り続け、今ではすっかり「名物」と呼ばれるご当地グルメになっているのだ。
工藤さんによると、毎年さくらまつりが開催される2週間ほどで、実に5~6万本が売れるそう。
2024年は、弘前さくらまつりの最終日である5月5日まで販売するそうなので、食べてみたい人はゴールデンウィークを利用して弘前公園に足を延ばしてみては?
弘前公園
住所:〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1アクセス:JR弘前駅6番乗り場から駒越線(城西大橋経由)バスで約15分、「市役所前公園入り口」下車、徒歩3分/JR弘前駅7番乗り場から石渡線バスで約10分、「文化センター前」下車、徒歩4分/JR弘前駅から徒歩約30分
公式サイト:https://www.hirosakipark.jp/sakura/