2024年春、富山産ホタルイカが激安らしい 地元民に聞く「安さの理由」と「オススメの食べ方」
2024.04.11 17:00
「昨年の生き残りが多かった可能性も」
取材に応じた同センター水産研究所の研究員によると、今漁期のホタルイカの漁獲量は1953年以降で最多。かなり豊漁だという。
「3月の漁獲量は1153トンで、過去10年の3月平均に比べ約3倍の漁獲量となっています」(水産研究所研究員)
同研究所では毎年、漁期が本格的に始まる前の2月に富山湾内で調査船によるホタルイカの採集調査や、漁獲量の調査を行っている。
その結果、今年は平年よりも多くのホタルイカが産卵のために来遊してきているという情報が得られた。
なぜホタルイカが集まったのか? 同所研究員は「さまざまな理由が考えられます」と述べる。
「昨年生まれてからの日本海での生き残りが良かった可能性や、沿岸に来遊する際の水温や海流などの環境条件が富山湾に来遊するのに適していた可能性、などがあげられます」