ヤバいもの生み出してそう... 尾道で不穏すぎる「実験場」が発見される
びっしり貼られた付箋、摩訶不思議な写真とイラスト...
実験場の正体は、尾道や福山で地域に密着した飲食店・宿泊施設を経営する「いっとく」(本社:尾道市)が手掛ける「アウトサイダー娑ケ婆(シャケバ)」。
入場無料で待ち合わせ場所に使ったり、自販機の飲料を飲みながら店内のアートを楽しんだりできるスタッフのいない無人スポットだ。
取材に応じたアウトサイダー娑ケ婆の店長によると、中には絵や写真等が飾られている。
美術の教育を受けていない人たちによる「アウトサイダーアート」で、不思議なものから反応に困りそうなものまで、さまざまな作品が飾られているという。
そんな不思議な店の前で投げかけられる「ココはあなた自身が何かと融合、想像する実験場である」というメッセージは、同店のオーナーが考案した。通りかかった人が興味を持つきっかけとなることが狙いだ。
「アートをみて『これはちょっとキツい』なのか、『面白い』のか、そんなことを感じてもらえるという意味での実験場ですかね」
「怪しさというかアングラな雰囲気を出すのにはいい感じです」(同店長)
戸には店側の張り紙だけでなく、訪れた人が書いたメッセージ付きの付箋もビッシリ。
2021年夏にオープンし、怪しげな雰囲気で当初はなかなか受け入れられなかったが、地元のテレビ番組に取り上げられたこともあり、利用者が増えてきているという。
「そんなに構えて入らなくても大丈夫です。何なの実験場って? って気軽に入って楽しんでもらいたいです」(同店長)
アウトサイダー娑ケ婆は午後5時30分~午前0時まで営業(火曜日・不定休を除く)。観光時のちょっとした休憩にも、いいかもしれない。
アウトサイダー娑ケ婆
住所:〒722-0045 広島県尾道市久保2丁目17-1(1階)アクセス
電車:尾道駅より東へ徒歩約20分
バス:西国寺下バス停下車より南へ約2分
車 :福山西ICより約20分