「眠る3歳の娘を抱いて、混雑した新幹線の降り口へ。その様子を見て出張帰りらしきサラリーマンたちが...」(兵庫県・50代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Nさん(兵庫県・50代女性)
旅行の帰り道、Nさんは眠ってしまった娘を抱いて、新幹線の降り口に立っていた。
すると、そんな彼女を見て、サラリーマンたちが......。
<Nさんの体験談>
今年30歳と29歳になる娘が3歳、2歳だった頃の話です。
ディズニーランドに行ってきた帰りの新幹線のことです。新神戸で降りるため、バタバタと身支度をしていたのですが、幼い娘たちは寝てしまっていました。
「今でもあの時の会話を思い出します」
夫がベビーカーに下の子をのせて荷物を全て担当、私は3歳の重い方の子供をだっこすることになりました。
そろそろ新幹線が止まるとなると出口は少し混雑してます。
3歳といっても寝ている子供はほんとに重く、腕も辛くて、早く扉が開いてほしいと重いながら並んでいました。私の前には、サラリーマンの男の人が数人前に並んでました。その内、出張帰りっぽい人たちの話し声が聞こえてきました。
「こんな時期が一番かわいかったな~」と自分達の子供が小さいときを思い出して会話していました。
当時の私は27歳。年子の子育ての真っ最中で余裕がありませんでした。けれど、今でもあの時の会話を思い出します。しんどい子育ての時期が一番楽しかったと、今更ながら思います。
あっという間に過ぎてしまう子供の成長をもっと覚えておきたかった。戻れるならもう一度ゆっくり子育てをしてみたいです。もちろん、かなわない夢ですけど(笑)
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)