「夜中のサービスエリアで凍える私に、トラックドライバーが『兄ちゃん...』。暖かい車内に迎え入れられて...」(兵庫県・40代男性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(兵庫県・40代男性)
同級生との忘年会が終わり、帰宅途中にバイクで立ち寄ったサービスエリア。
寒さと眠気で疲れ果てたSさんは......。
<Sさんの体験談>
僕が10代の時の話です。
兵庫県洲本市から、親戚がいる広島県福山市へ職人見習いとして修行に行っていました。
年末、地元の友人から忘年会をすると言う誘いがありました。どうしても行きたくて仕事場の番頭に頼み込み、一泊だけ帰るのを許してもらいました。
そして、バイクで山陽道を走り、フェリーで淡路島に渡った後、友人達と無事忘年会を楽しむことが出来ました。
ついつい名残惜しくなって帰るのが遅くなり、戻るときには夜中になっていました。寒さと眠気もあり、かなり疲れ果てていました。
このままでは体が持たないと思った僕は、福山市に入る手前のサービスエリアで、自販機でコーンポタージュを買って手を温めることにしました。
寒さに負けそうな時...
バイクなので温まる場所もないまま、寒さに負けそうでした。
そんな時、サービスエリアにいたトラックの運転手さんが僕の状況を察してくれたのか、
「兄ちゃん、ワシ今日はここで休憩やから、トラックの暖房付けてあるから、ワシは奥で寝るから、温まるだけ温まったら良いで」
と声をかけてくれました。
そのままトラックに乗せてもらい、冷え切った身体を温め、充分に休憩をとった後、バイクにまたがったことで、無事に福山市まで帰ることができました。本当に感謝しています。
あの時のトラックのドライバーさんに心から感謝を伝えたい。
本当にあの時はありがとうございました。あのとき気さくに助けてくれたことは、一生忘れません!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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