「駅」なのに、最寄駅から車で10分? 線路つながらぬ銚子電鉄「ぬれ煎餅駅」とは何ぞや
どんな場所なの......?
銚子電鉄といえば、06年に廃線の危機に立たされた際、副業としてぬれ煎餅を製造し、その収益でピンチを乗り切った話が有名だ。
それ以来、今でもぬれ煎餅の製造を続けており、同社は帝国データバンク上では「米菓製造業」、東京商工リサーチでは「ビスケット類・干菓子製造業」に分類されている。
......とはいえ、何で「ぬれ煎餅駅」? いったい、どんな場所なの?
記者が恐る恐る潜入してみると、広がっていたのはこんな光景だった。

名物のぬれ煎餅、まずい棒、銚電マンシールといった銚子電鉄のお菓子やグッズ、そしてピーナッツや干物といった千葉県の名産品もズラリと並んでいる。


そう、「ぬれ煎餅駅」は鉄道の駅でもなければ、ましてや道の駅でもない。「鉄道会社直営のちょっと変わったあられ・煎餅の直売店」だったのだ!