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「寝台特急『北斗星』で札幌めざし一人旅。朝、個室のドアが叩かれて、開けると隣の部屋の男性が...」(東京都・50代男性)

Jタウンネット読者

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2023.12.16 11:00
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隣の個室の男性に出会って...

ひと月前に予約したため、スムーズに部屋を確保できた。数か月後に「北斗星」の臨時化と廃止が発表されると、途端にチケットはプラチナ化していたが......。

乗車したのは6号車。B寝台個室のソロと半室がロビーとなっている車両だった。

上野を発車し、更けていく夜を満喫しながら車窓を楽しみ、一人食堂車でのディナーも楽しんだ。

一人ではあったけれど、そこは大好きな寝台特急。全く寂しいなどという感情はなかった。

6号車の鍵(画像は投稿者提供)
6号車の鍵(画像は投稿者提供)

23時過ぎ、仙台に到着したのでホームの様子を見ようと自室のドアの近くにいると、スキー板を担いだ初老の男性が乗車してきた。

彼は隣の個室の乗客で、その時は挨拶をするだけだったが、翌朝再び通路で顔を合わせると、いろいろ話をすることに。

北海道のどこかで行われるスキー大会に出場すること、寝台列車に乗ると必ず誰か見つけて話すことにしていること......私たちはしばらく話し込み、また部屋に戻った。

それからしばらくすると、部屋のドアを叩く音。開けると隣の彼がいた。

食事に誘われ、食堂車に向かうのかと思ったら...
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