「私が新小学生だったらギャン泣きしてでも買ってもらう」 現代の子供に嫉妬せざるをえないランドセル、爆誕していた
親子で「かっこいいー」と思うランドセルを
取材に応じた同社代表取締役・福知英也さんによると、LIRICOは一貫して物語性が高く夢のあるランドセルを手掛けており、男児向けの商品は「息子とお父さん、一緒になって『かっこいいー』と言ってもらえるようなもの」を目指している。
「ベースキャンプ・ランドセル」はまさにそんなシリーズで、2015年に販売スタート。ウエスタンをテーマにした「ロデオランドセル」が大ヒットし、その後続モデルとして考案された。
開発時にデザイナーが注目したのは、"アメ車"と"ミリタリー"。これらを象徴するようなモチーフを探していた時、生地素材にエンボス加工ができる技術を持った工房を見つけた。
「工房の技法を活かせないかと考えていたところ、思いついたのが縞鋼板のエンボス柄でした」(福地さん)
縞鋼板の柄を表現するデザインは簡単ではなく、完成までには何度も失敗を重ねたという。
そして、素材や構造にもこだわり、強靭性も兼ね備えているそうだ。
ベースキャンプ・ランドセルは「発売当初から話題性に事欠くことはなく、注目の高さも相まって、ロングヒットのモデルとなっています」と福地さん。2024年モデルもシルバーが販売終了するほどの人気ぶりだ。
11月16日13時現在、「ベースキャンプ ランドセル」2024年モデルはミリタリーグリーン、ブラックメタリック、ゴールドが販売中。他にも、「ベースキャンプ タイプF ランドセル」でもかぶせの内側に縞鋼板の柄が取り入れられている。価格はいずれも7万3700円(税込)。