「義理と人情の街」とは言うけれど... エッセイ漫画家が描く「衝撃の大阪体験」に大反響「これは確実に大阪」「そういう土地柄なんですわ」
すぐさま「なあ...」

ホテルに向かうには、まず道順を確認しなければならない。そう考え始めたところで、すぐさま警備員に声をかけられた。
「なあ 迷っとんのか」
迷うも何も、まだホテルに向けて歩き出してもいない。ただ、辿りつけるかどうか不安ないかゴリラさんは「迷う所です... (?) 」と返答。すると警備員が目の色を変えた。
「やっぱりな!!」――待ってましたとばかりにそう言うと、矢継ぎ早に「何!!」「どこ行くんや!!」「観光か?」。もう、案内したくて仕方なさそうだ。
すごい熱量で道案内だけでなく、おいしいお店まで教えてくれた警備員は、持ち場の端と思われる場所から、いかゴリラさんを大きな声で送り出してくれたそう。
これが、大阪の義理人情......? しかも、いかゴリラさんの衝撃体験はこれで終わらない。

道に出ている案内板を見ていたら、また「なあ 迷っとん??」と声をかけられたのだ。
今度は女性2人組。警備員と同様、こちらも親切に道案内をしてくれる。いかゴリラさんから助けを求めたわけでもないのに......。
連続で同じような体験をしたいかゴリラさんは、女性たちに尋ねてみた。
「なんで私に声を掛けてくれたんです?」
返ってきたのは、思いもよらぬ言葉だったという。