「黒い斑点が出た白菜」を捨てないで! 八百屋の叫びに反響「病気だと思ってた」「切って取除くのやめよう」
「黒い斑点が出た白菜を...
捨てないでください!!
捨てないでください!!
捨てないでください!!」
2023年10月29日、X(ツイッター)上に投稿されたそんな呼びかけが大きな反響を呼んだ。
投稿者は、ブログ「やさいのトリセツ」で野菜や果物をおいしく食べるための選び方などを紹介している青髪のテツさん(@tetsublogorg)。八百屋歴10年の野菜のプロだ。
鍋物が美味しい季節がやってきて、白菜を手に取る機会が増えた人も多いはず。
いざ使おうとザクッと切ったら、たくさんの「黒い斑点」。カビや病気かと思ってその部分を使わず捨ててしまったこと、ないだろうか?
しかし野菜のプロいわく、そんなことをする必要はない。なぜなら、黒い斑点の正体は......。
食べても問題はない?
「黒い斑点の正体はポリフェノールなんです!食べても全く問題ありません!」
話題のつぶやきは、そう続いていた。
11月2日、Jタウンネット記者の取材に応じた青髪のテツさんによれば、ポリフェノール由来の黒斑点は生育途中の気温や天候、肥料の与えすぎなどで白菜にストレスがかかると発生しやすい。おいしさに影響はないという。
青髪のテツさんに今回の投稿のきっかけを聞くと、次のように答えてくれた。
「斑点が出たものを避けるお客さまが多いことと、SNSで斑点の部分を削ぎ落として捨てているという投稿をみつけて、食べたらいけないものだと勘違いしている方が多いのかなと感じたからです」
実際に青髪のテツさんの呼びかけは、ユーザーから1万5000件以上のリポスト、6万4000件を超えるいいね(6日昼時点)を集めるほどの注目を浴び、
「カビだと思ってた」
「黒い斑点病気だと思ってました。切って捨ててた‥」
「これからは安心して食べれます」
「知らなかった。切って取り除くのやめよう」
といった声が寄せられていた。
「多くの方の目に触れたと思いますので、これを機に黒い斑点が出た白菜を捨てたり避けたりする方が減ればよいなと思っています」(青髪のテツさん)
青髪のテツ マンガでわかる やさいのトリセツ: 野菜のプロが教える選び方・保存法・無駄なくおいしく食べるコツ