「遊んで遊んで遊んで......スヤァ」 お母さんを起こそうとして失敗?仔ゾウの愛くるしい行動に反響「人間の子も同じ」「息子とそっくり」
2023年8月19日、円山動物園(札幌市)でアジアゾウの赤ちゃん(メス)が誕生した。
同園公式SNSが仔ゾウの姿を発信すると、その愛くるしさは多くの人を虜に。
Jタウンネット記者も10月9日にX上に投稿されたこの映像をみて、完全に心を奪われてしまった。
一緒に寝ていたけれど、目が覚めてしまったのだろうか。
ちいさな仔ゾウは、母・パールの周りをうろうろ。眠っているパールの上に乗ってみたりもする。
「ねえねえお母さん」「かまってかまって」とでも言いたげな様子は可愛らしいが......残念ながら、パールに起きる気配はない。仔ゾウは母の顔と前脚の間にコテンと横になってモゾモゾ動き――やがてそのまま、お母さんの腕枕(?)で眠ってしまったようだ。
乗っかり始めて約1か月、今では母も慣れっこに
あまりにも赤ちゃんらしく、可愛らしい行動に、ユーザーからは
「起こすの失敗しちゃって結局仲良くぐっすりおねんねですか 可愛いなぁ」
「うちの2歳息子とそっくりです」
「パズルのようにぴったりはまりましたね。ママ、大好きだね」
「人間の子も動物の子も同じことするんだねえ、尊い時間」
「ママ、お疲れだったのね」
など、あたたかな反応が寄せられている。
赤ちゃんゾウのこうした行動は、よく見られるものなのだろうか?
Jタウンネット記者は18日、円山動物園のゾウ担当者を取材した。
担当者によれば、仔ゾウ生まれたばかりの頃、パールが横臥している時は周りをなぞるようにグルグル歩き回るだけだった。しかし、9月くらいから徐々にパールの上に乗るようになったという。
「乗っかり始めたばかりの頃は、パールは起きていましたが、最近はパールも慣れてきたのかそのまま寝ることが増えました」(ゾウ担当者)
我が子の「かまって」攻撃に、パールも慣れてきたのかもしれない。
9月15日に一般公開が始まってすぐは仔ゾウがちょっとだけ離れることも心配な様子だったというパール。しかし、1か月ほど経過した取材時には、少し離れていても落ち着いて過ごすことができているという。また、子供のほうもパールの真似をして乾草や枝を鼻で掴んだりおもちゃのブイを転がしたりする様子が見られるようになっており、母子ともに日々どんどん成長しているようだ。
なお、仔ゾウがパールを「起こそうとしている」というのは、あくまでその様子を確認した職員による感想であり、実際にタオにそのような意図があったかまでは分からないとのことだ。
ところで、この眩しいほどに愛らしい仔ゾウちゃん、10月21日に愛称が発表されたばかり。現地やネット上の投票を経て選ばれたのは「タオ」。ミャンマー語で「輝き」という意味だという。