完璧なのに物足りない!? 「銚子電鉄×夢グループ」コラボ動画、プロトタイプに潜む課題【エピソード4:疑念の熟練刑事編】
前回までのエピソード:
【エピソード1:極寒の網走編】
【エピソード2:夢のレール編】
【エピソード3:灼熱の護国寺編】
通販会社・夢グループとのコラボ動画を作りたい――銚子電鉄・食品事業部の担当課長のA氏はそんな夢を胸に、夢グループ本社の門を叩いた。
「何か面白いことをしたいと思い来ました」
「銚子電鉄の略称は『CDK』(Choshi Denkitetsudo Kabushikikaisya)、"シーデーケー"といいます。
もし社長に銚子電鉄の紹介動画を作ってもらい、『シーデーケー』と発していただけたなら、世間の方々に喜んでもらえるのではないでしょうか?」
彼のそんなアピールが響いたのか、夢グループは提案を快諾。石田重廣社長&歌手・保科有里さんのコンビが出演する動画の制作が決定した。

話はとんとん拍子に進んでいく。というのも、A氏の中ではすでにアイデアがあったからだ。
それは、「でーぶいでー」でおなじみ「夢ポータブル多機能プレーヤー」のCMを忠実にトレースするというもの。A氏はJタウンネット記者に寄せた手記で、そう述べていた。