わかる人にはわかるヤツ 都庁「世界メンタルヘルスデー」ライトアップがアレにしか見えないと噂に
世の中には特定の趣味をもつ人にしか、気づけないことがある。
今回紹介するのはまさしく、そんな趣味を持つ同士たちが共感し、大きな反響を生んだ投稿だ。
こちらは、Xユーザーの「ガッチャ・ざ・ケンザキタイガ」(@sisikomakenzaki、以下ケンザキタイガさん)さんが2023年10月9日に投稿した1枚。ライトアップされた都庁を写したものだ。
この写真、なんと2万3000件以上のリポスト、7万5000件以上のいいねを集めるという、大反響を呼んだのだ。
一体、何故か。ケンザキタイガさんが写真に添えていたのは、こんなつぶやきだった。
都庁に風都の風が吹いている...
サイクロン! ジョーカー!
グリーンにパープル。そう、この配色はまさに「仮面ライダーWサイクロンジョーカー」 。
そして、都庁の形はまるで「ダブルドライバー」という変身ベルトに見えるのである。
ケンザキタイガさん呟いていた「風都」とは、仮面ライダーWの舞台になっている架空の都市。名前の通り、よく風が吹き、作品中では「風」が大きなテーマになっている。
10日、Jタウンネット記者はケンザキタイガさんに、この光景を見た時の感想を聞かせてもらった。
「サイクロンジョーカーだ...ってなりましたね!
霧がかってるのもWの風を彷彿とさせますし、
発光具合なんかもダブルドライバーに刺したガイアメモリの発光みたいでとても興奮してしまいました」
わかる。
仮面ライダー好きの筆者としては、共感しかない。
同様のユーザーも多く、投稿にはこんな声が寄せられていた。
「このあと都庁の各棟が左右に倒れるのか...」(編注:ダブルドライバーは変身する際に両サイドをW字型に展開することで変身が完了する)
「バカでかいガイアメモリーだなぁ」(編注:変身時に使用するアイテム。仮面ライダーWは緑色のサイクロンメモリと紫色のジョーカーメモリを用いて、サイクロンジョーカーとなる)
「すげぇ...嫌いじゃないわ!!」(編注: 「嫌いじゃないわ」は敵役:泉京水のセリフ。ある意味主人公たちよりもインパクトを残した)
なお、このライトアップは10月10日の「世界メンタルヘルスデー」に向けて10月9~10日の間に実施されたもの。
パープルにライトアップされているように見えているが、実際のところシルバーとのことだ。
都庁に問い合わせてみたところ、建物の関係でどうしてもパープルに光ってしまうのだとか。
読者の中には仮面ライダーWを知らない方も多くおられると思うので、このオチを使うのは恐縮だが、本当は「サイクロンメタル」だったらしい。