「史上最恐」「説得力ある」 シンプルなのに大迫力な「当て字看板」に反響
「こええよ」
そんな呟きとともにX(ツイッター)に投稿された看板が注目された。
こちらは、東京都大田区のカルチャー系トークイベントを行う「蒲田カルチャートーク」のXアカウント(@kamatactalk)が2023年9月17日にポストした1枚。
同日に山形県天童市内で撮影したという看板は、白い背景に文字が書かれているだけ。何やら葬式の案内のような味わいが出ている。そして、ずっしりとした隷書体で書かれている文字がこれ。
「死止帯 締めよ」
死止帯? 見たことがない漢字の並びだが......。横には「シートベルト」とルビがふられている。
死止帯とは、シートベルトの"当て字"だったのだ! 仏恥義理とか夜露死苦よりも迫力がある。
蒲田カルチャートークの投稿にはX上で、
「史上最恐の当て字」
「説得力ある」
「こええ! むしろつけたら死にそう」
といった反応が寄せられた。また、こんな声も。
「かれこれ30年以上前に北海道の国道脇にでっかく『死止ベルト』て書かれた看板を見たことがありますので、交通安全界隈では伝統的な当て字なのだと思われます」
「死を止める帯(ベルト)。擦り続けてる言葉だけど、上手い事言ってるなぁ」
どうやら、かつてはよく使われていたようだ。
しっかりしていれば「死を止める帯」となるシートベルト。一見怖いけど、奥が深い当て字である。