これは分かりやすい! 駅改札前に設置された「高速道路みたいな案内板」に絶賛の声「助かる」「流行ってほしいな」
どう見ても高速道路の料金所手前の「あの看板」らしきものが、電車の駅あった。
そんな投稿がX(ツイッター)上で注目されている。
左側に「きっぷ」、右側に「IC専用」。下部には通り道を分かりやすく示した図。
こちらは、Xユーザーの「車で駆け回る旅人」(@japanexpwy)さんが2023年9月2日に投稿した写真。JR両国駅で撮影したものらしいが、確かに、高速道路で見かける「料金所のETCレーン案内」そっくりだ。
高速道路の料金所案内看板は、運転しながらでも理解しやすい。だから、真似したのだろうか?
Jタウンネット記者は9月15日、JR東日本千葉支社を取材した。
看板設置の効果は?
JR東日本千葉支社によると、話題の看板が両国駅に設置されたのは20年4月。
両国国技館の最寄りである同駅は、大相撲の場所中は混雑する。また、東京2020オリンピックではボクシングの会場にも選ばれていた。そこで、外国人の乗客にもわかりやすくスムーズに利用してもらおうと、看板を設置したという。
「デザインについては、大相撲場所中に利用割合の多いご高齢のお客様をターゲットに、誰もが反応しやすい高速道路のレーンの案内看板をイメージして考案しました。考案者は当時両国駅に勤務していた社員になります」(JR東日本千葉支社)
看板はX上で「非常に分かりやすくて助かる」「ええなぁこういうの流行ってほしいな」「これ車社会の人が使う場合めっちゃ分かりやすいのでは?」など好評を博しており、現場でもいい働きをしているようだ。
「駅係員は、イベント開催後にお客さまの様子を見ると効果が出ているように感じているそうです」(JR東日本千葉支社)
看板が設置されているのは両国国技館側である西口改札入口中央の柱のみ。現在のところ同じデザインの看板を増やす予定はないという。