「なんとかペイ/クーポンだいたい使えます」 こういうのでいいんだよ!安心感がハンパない「手作りのぼり」がこちらです
皆さんは買い物や外食の際、どうやって支払いを済ませているだろうか。
キャッシュレスの時代、もう現金をあまり持ち歩いていない人も少なくないはずだ。しかし電子決済サービスにもいろいろあって、レジの前とか横とかには、各種アイコンがズラリと並ぶ。
ただでさえ慌ただしい会計時に、自分が使いたいサービスが使用可能か目を皿にして探さなきゃならないのは、結構プレッシャーを感じるものだ。
だから、店先にこんなのぼりが掲げられていたら、めちゃくちゃ安心するだろう。
「なんとかペイ クーポン
だいたい使えます。」
なんともアバウトだが、シンプルかつ分かりやすく、入店しやすいことこの上ない。絶妙な「ゆるさ」があるのぼりに、X上ではこんな声が寄せられている。
「見やすいわかりやすい安心感がある」
「これは秀逸。アバウトにすぐ理解できるw使えなくても許せる!」
「これくらいゆるくていいんだよね」
こののぼり、どういう経緯で設置されたのだろうか? Jタウンネット記者は9月15日、のぼりを置いている「北海道みやげ たぬきや」(北海道札幌市)に話を聞いた。
「面白おかしくストレートに」
取材に応じたのは、同店を運営するたぬきや(本社:札幌市)社員の高橋諒さん。同店では以前からも店頭に様々なのぼりを出しており、「だいたい使えます」もその一環。2023年の3月~4月頃に設置しはじめた。
のぼりは同店が自作したもので、A3用紙をラミネートしたものを繋ぎ合わせている。誕生のきっかけは「コロナ禍」での出来事だった。
当時、旅行支援策などで様々なクーポンが出回ったことで困惑しているお客さんたちのために、店のスタッフも多様な支払方法やクーポンに頑張って対応。そんな経験をもとに、同店の若手社員が考案したのだという。
「『近隣のお店より使える種類が多いし、困惑しているお客様も多いので、面白おかしくストレートに伝えたら?』と意見が上がったので、すぐに本人に作ってもらいました。本当に素晴らしい発案でした」(高橋さん)
その後、のぼりを掲示してからの評判が良かったため、現在も引き続き設置しているとのこと。