ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
妊娠中・子育て中の「ありがとう」
PR

地元で働きたい若者を全力応援!西条市に最強チームが爆誕!

「自分がどこにいるかもわからず、ケータイの電波も入らない。夜の闇の中、車の後ろに何かを積み込む男たちに『何でもしますから』と懇願すると...」(北海道・30代女性)

Jタウンネット読者

Jタウンネット読者

2023.09.10 11:00
0

「何でもしますから...」

その時わかったのは、明らかに暗くなってきていること、今すぐ引き返しても途中で真っ暗になるということだけでした。

すぐにでも全力で戻ればよかったのですが、途中で3回ほどものすごい坂道を下ってきたため、あれをまたのぼるのかと考えて......なぜか更に進む私。多分パニックになっていました。

さらに1時間ほど進み辺りが真っ暗になった頃、工事中の男性たちを見つけた私は、咄嗟に「助けてください。自転車できたけど、帰れる体力がなくなってしまって......」と頼みましたが、断られてしまいました。

真っ暗の中、工事中の男性に断られ......(画像はイメージ)
真っ暗の中、工事中の男性に断られ......(画像はイメージ)

少し先に歩くと、今度は車の後ろになにかを積んでいる男性2人を見つけました。

「助けてください......もう......何でもしますから......」

そう声をかけると、私の父親くらいの年代の男性が

「若い女の子が、何でもしますからなんて簡単に言うな!!2時間くらい待たせてしまうかもしれないけど、私も札幌に住んでるから車で送れるよ!それでも大丈夫かい?」

と言ってくださいました。

私はその一言で腰が抜け、涙が止まりませんでした。ああ、私生きて帰れるんだ......と思いました。

「それで俺は報われたなぁって思えるよ」
続きを読む
PAGETOP