「どんなお店が入っても1年以内に潰れる」 不穏な噂がつきまとうバイト先で、彼女が体験した「恐怖」
子供の頃「パン屋さんになりたい」と思っていた読者も少なくないかもしれない。
いい匂いがして、おいしそうなパンが沢山ならんでいて、見て回るだけでもワクワクする場所だ。
しかし、そんな場所にも「怪談」は存在するらしい。
これは2023年8月23日にX(ツイッター)に投稿された漫画の冒頭。自身のブログやSNSに寄せられた「本当にあった怖い話」を元に作品を作るしろやぎ秋吾(@siroyagishugo)さんが描いたものだ。
今回の題材は、パン屋でアルバイトをしていた女性から寄せられたエピソード。どんな店が入っても1年以内に潰れるとの噂の建物の1階に、その店はあったという。
2階は更衣室兼事務所で、そこに「空気が悪い」と誰も近づこうとしないエリアがあった――。
「今度は店長が事故に...」
その一角だけ、なぜかトンネルの中のように暗く見えるのだという。
語り手の女性はなるべく気にしないようにしていたが、そんな努力もむなしく、働いている内に周りのスタッフが次々と不幸な目にあっていく。
そして、彼女は「それ」を目撃した。事故に遭った店長が、復帰した後のことだ。
「Aさんちょっといい?」
店長に呼ばれて振り向くと......店長の後ろに、男性の足が垂れているのが見えたのだ。
足がぶら下がっていたのは、2階の「あの一角」の真下。恐怖におののいた語り手の女性はアルバイトを辞めることにした。
パン屋はその後、すぐに潰れてしまい、今は新しい店が入っているという――......。
夏の暑さも吹き飛ぶような、思わず背筋がぞっとしてしまう体験談。目にしたユーザーからはこんな感想が寄せられている。
「新しいお店でも同じことなってるんかな...」
「入居前のお祓い必須ですね」
「うちの近くにもあるんですよねー。新しい店が入ってはなくなり、入ってはなくなりするところ」