「想定の倍送ってきやがったので」 消費者感涙、店は血涙...「早川」のおかげでバターが激安に
「誰だか知らないけど、
ありがとう早川」
そんな感謝の言葉と共に投稿された写真が、X(ツイッター)上で注目を集めている。
早川なる人物が、一体何をしてくれたのかというと――
こちらは、東京都在住の専業主婦・∠かな(@choco0810kana)さんが2023年8月13日に投稿した写真だ。スーパーの冷蔵ショーケースの中に、乳製品やカップのケーキがぎっしり詰められている。
真ん中にはよつば乳業の「パンにおいしいはちみつ&バター」。これ、ちょっとお高いけどおいしいんだよな......って、アレ!? 3個で300円!? オンラインショップで買うと1個423円なのに!?
この衝撃的な値下げを引き起こしたのが、問題の「早川」だった。ショーケースには、こんな張り紙が掲示されていた。
「早川が想定の倍送ってきやがったので
359円の品を3個300円で販売しています」
「とりあえず消費者である私にとってはメリットしかない」
何かの手違いがあったのか、店に大量の「パンにおいしいはちみつ&バター」が届いてしまったらしい。本来は1個359円のものを3個300円で販売とは、確かに「バカ赤字」に違いない。店の気持ちになると痛い。そして、このスーパーを使っている人がうらやましい。
Jタウンネット記者は17日、投稿について∠かなさんに話を聞いた。
∠かなさんが安すぎるよつ葉バターに出会ったのは13日の午前11時ごろ。都内にあるスーパーでのことだ。目的の物を購入した後、出入口付近で発見したのだという。
「あまりの安さに二度見したのと、ポップの言葉遣いにびっくりして、『早川って誰だ?』とか『これを書いた人はきっと怒ってたんだろうな......』などと色々考えた後、『写真撮って後で夫に見せよう』と思って1枚撮影しました』(∠かなさん)
「早川」とはいったい誰なのか。そもそも人の名前なのか。ポップの裏にどんな事情があるのか。我々には何もわからない。わからないままのほうがいいだろう。
ただ、∠かなさんは「とりあえず消費者である私にとってはメリットしかないな?」と考え、「早川」に感謝しつつバターを3個購入したそうだ。