「毎日のように来てくれた母や祖母が面会に来なかった雪の日。入院中の幼い私はナースステーションに呼ばれて...」(東京都・60代男性)
ある朝、外は銀世界に
小児病棟の大部屋の窓際のベッドでした。母や祖母は毎日のように面会に来てくれていましたし、同室の患児と仲良くなり、遊んだりすることもありましたが、夜は寂しくなってベッドの中で涙を流すこともありました。
ある朝、目が覚めると窓の外は銀世界。降り続く雪のためか、その日は誰も面会に来てくれません。
窓から雪を眺めていると、病室のスピーカーから「S君、ナースステーションに来てください」と放送が入りました。
ナースステーションに行ってみると、洗面器を手にした一人の看護師さんがいました。
「おいで」と言われ、一緒にエレベーターへ。着いたのは屋上でした。
雪で遊んで一緒に小さな雪だるまを作り、洗面器に入れて病室の窓際に置いてくれました。
その後、特に異常はなかったのか、私は無事退院しました。
あの時の幼稚園児は成長し、医師となり30年ほどの時を過ごしました。医療に携わる中、時に触れあの時の看護師さんの優しさを思い返しています。
少しでも「患者さんに優しいお医者さん」と思われているとすれば、それはあの時のあなたのおかげです。ありがとうございました。
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