その発想はなかった...! まさかのアイテムで豆腐に「大仏」刻んだアーティスト現る
食べるだけで御仏の加護を授かれそう(?)な冷奴が、ツイッター上で注目を集めている。
こちらは、日本画家・造形作家の中田文花(@nakatabuncho)さんが2023年7月20日に投稿した写真。大葉の上に乗ったお豆腐には、非常に穏やかな微笑を浮かべた大仏様が刻まれている。
上に醤油がかかっていることで、よりはっきりとその輪郭が見て取れる。
投稿者の中田さんはこの画像と共にこう呟いている。
「セリアで買ったクッキー型。豆腐に押し当てて醤油をかけてみたw 南無」
なんと、この冷奴、大仏の形のクッキー型を押し付けて作ったものらしい!
Jタウンネット記者は22日、投稿者の中田さんに話を聞いた。
「2パック失敗しています」
アーティストであると同時に僧籍を持つ僧侶でもある中田さん。仏教グッズが大好きで日ごろから情報を集めているという。
投稿写真の冷奴は、百円ショップ「セリア」で購入した大仏の形のクッキー型に空気抜きの穴を開け、それを豆腐に押しつけて作ったものだ。
「穴を空けずに使ったら、型に空気が入って輪郭以外の線がくっきり出ませんでした。それがわからなくて2パック失敗しています」(中田さん)
大仏の頭、顔、手、衣服のシワといったパーツごとにドリルで複数の穴を空けた型を豆腐に押し当てて逆さまにし、タオルにくるんで10分ほど水抜きをしたところ、しっかり模様がついたとのことだ。
中田さんは、この「大仏冷ややっこ」の発想のきっかけについて
「市販の醤油をかけると文字が浮き出る豆腐に感心していました。
クッキーより豆腐に押す方が手軽に楽しめそうな予感がしました」(中田さん)
と語る。とはいえ、信仰の対象である「大仏様」なので食べるにはかなり抵抗感があったそう。
中田さんが「節度をもって個人で楽しむ分には大丈夫だと思います」と語ったありがたーい雰囲気の豆腐には、ツイッター上でこんな声が寄せられている。
「大仏様にたどり着いた時どこから食べて良いやら迷いますね」
「これご利益ありそ~!!!」
「開発者も型も豆腐も予想していなかった『正解』」