オタク向け老人ホーム爆誕か!? 大分で発見された「エヴァ風看板」話題→デザインの意図を病院に聞く
「オタク老人向け介護施設爆誕か!」
そんな呟きとともにツイッター上に投稿され話題になったのは、かの有名なアニメ作品を彷彿させる看板だった。
紫色の背景に、黄緑色のアクセント。オレンジと黄色のグラデーションで書かれた「令和6年開設予定地」という独特なフォント。全てがどこかで見た覚えがあるような......。
「介護・看護PTOT増殖中」という文言も印象的だ。PT(Physical therapist、理学療法士)やOT(Pccupational therapist、作業療法士)について「増殖中」というワードが使われるところなど、見たことがない。
こちらは2023年5月16日、ツイッターユーザーのれつまるくん@野宴野郎(@retumaru)さんが投稿した写真。同日の午前9時に大分市内で撮影したもので、表のロゴデザインと裏の文字の並びに「エヴァっぽいなー」と思ったという。
一体どんな経緯で生まれたのだろう。Jタウンネット記者は7月15日、看板を設置した日野病院(大分県由布市)に話を聞いた。
「今日もお爺ちゃんお婆ちゃんにサービスサービスぅ♪」
取材に応じた同院の総務・後藤禎範さんによると、話題の看板は22年11月に設置されたもので、大分市内の特別養護老人ホーム建設予定地に立っている。
国道に面しているため、目を引くようにと同院事務長がデザインを考案。老若男女問わず知られ、事務長自身も好きなアニメをモチーフにした。もちろん、「新世紀エヴァンゲリオン」だ。
なお、看板に書かれた「看護・介護OT PT増殖中」は、「作業療法士・理学療法士を積極的に採用しています」という意味で、人材募集の意味も兼ねている。
エヴァファンならたまらず入居したくなりそうな看板に、ツイッター上では1万4000件を超えるいいねのほか、
「経営理念『まごころを、君に』」
「今日もお爺ちゃんお婆ちゃんにサービスサービスぅ♪」
「お風呂はLCL」
「し...知らない天井じゃ...」
といった声が寄せられている。