「『こんなことも知らんなんてキミは日本人か』と言って在日外国人児童を泣かせた私。後で家まで謝罪に行ったら...」(東京都・50代男性)
「これからは、言葉を放つ前に...」
お母さんは静かに「正直に詫びに来てくださってありがとうございます。慣れているから大丈夫ですよ」とおっしゃいました。そして僕にこうも言ってくださったのです。
「これからは、言葉を放つ前に、一度心の中で呟いて吟味してください。娘は先生のことが大好きだって言ってましたよ。自信を持って」
僕は流れる涙を拭うこともせずひたすら頭を下げ続けました。

あれから、お母さんが言われたことを守って生きてきました。
僕にとっては間違いなく恩人です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)