「俺のターン!ぶりかま塩焼きを召喚!」 メニューが「遊戯王カード風」の居酒屋でデュエル、スタンバイ!?
2023.06.22 17:00
スタッフの目を盗んで作った
かなでさんが「遊戯王カード風」メニューを発見したのは18日の19時ごろ。場所はJR富山駅近くにある居酒屋「たすき 駅前店」だ。
「友達のおすすめで来店して、メニューを頼もうと開いたら遊戯王カードでした(笑)。こんなの見たことないし、商品の説明が遊戯王の効果みたいに書いてあったりで、とても凝ってて面白いなと思いました」(かなでさん)
それにしても、どうして「遊戯王カード」風のメニューを作ろうと思ったのだろうか? 記者は21日、同店店長の久冨祐督さんにも話を聞いた。
久冨さんによると、同メニューを導入したのは2020年の3月ごろ。店長である久冨さん自ら考案・製作したものだという。
「コロナ禍の30代一人暮らし独身男性には、ありあまる時間がありました。『こんなメニューは恥ずかしい』と反対する店のスタッフの目を盗んで作ったことを覚えています」(久冨さん)
メニュー表の作り方は、まずスマートフォンで撮影した料理写真をフリーの画像編集ソフトで編集。それをステッカーシールやホログラムシールに印刷し、カードに貼り付けてファイリングしている。
「こんなことにスタッフは力を貸してくれませんし、1枚当たり150円程度のコストなので、10冊作ると1ページ(18枚のカード)で2万5000円以上かかります。時間と体力とお金を生贄にしています」(久冨さん)