「2歳の娘をつれ、大荷物で乗った路線バス。降りるのに時間がかかってしまった私たちに、不愛想な運転手が...」(千葉県・40代男性)
「また、乗ってね」
幸い、バス内はさほど混んでおらず、座ることが出来ました。それから20分ほどで駅に着きましたが、席に座れたことで娘はウトウト。
娘を起こし歩かせながら、大きな荷物を抱えてなんとか降車口まで行きました。すでに他の乗客は下りてしまっていて、残っていたのは私たちだけ。待たせてしまっている運転士さんに申し訳無い気持ちでいっぱいでした。
そのバスの運転士さんは無愛想な感じだったので、降りる時に嫌な顔をされるんだろうなと思っていました。
ところが、運転士さんは娘の顔を見て、
「また、乗ってね」
と笑顔で声を掛け、私にも「気を付けてお出かけください」と言ってくれました。

幼い娘を連れておろおろするばかりだった私は、その言葉に救われました。何気ない声掛けが人を救うということを教わった気がします。ありがとうございました。
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