アイスの次はメロンソーダも「工場の味」に 金物のまち「燕三条」を味わうシリーズに新作登場
「食べれば工場が目に浮かぶ」
芳賀さんによると「鉄メロンソーダ」と「鉄コーラ」――正式名称「燕三条鉄メロンソーダシロップ」と「燕三条鉄コーラシロップ」は、プラスワイズの食品ブランド「chillfull- ちるふる-」がコロナ禍の燕三条地域を盛り上げるために企画した「鉄シリーズ」の商品。以前 Jタウンネットが「さすが金物の町 燕三条で「鉄の味」がするアイスが爆誕→職人も「工場の味がするね」」で紹介した「燕三条鉄アイス」が代表商品で、「かなもののまち」である燕三条地域を「食」で感じてもらうためのシリーズである。
「食べれば燕三条地域の金物工場が目に浮かぶ」をコンセプトに、地域の力を合わせて作られた商品だという。
「鉄メロンソーダ」と「鉄コーラ」は新商品。開発のきっかけになったのは、22年2月に行われた「鉄スイーツ決定戦」というイベント。「鉄アイス」に反響があったことを受けた地域の学生たちが「他にも色々と面白い鉄スイーツを作ってみよう」と考えて開催した同イベントでは、学生が独力で「鉄チーズケーキ」や「鉄カフェオレ」といったメニューを企画・開発し販売。その中で「chillfull- ちるふる-」が注目したのが、「鉄メロンソーダ」だった。
「鉄スイーツ決定戦で、鉄を様々な食品に試した結果、炭酸飲料に鉄が合うことがわかりました。炭酸飲料に鉄を加えることで、鉄の苦みがビターな大人の味を演出し、飲み終わり後の甘ったるさも軽減するんです」(芳賀さん)
そこで、「鉄メロンソーダ」を開発した学生に許可を貰い商品化したものが、「鉄メロンソーダ」と「鉄コーラ」のクラフトシロップ。「鉄メロンソーダ」にはメロン果汁が、「鉄コーラ」にはシナモンやカルダモンなど6種類の香辛料が入っており、どちらも「コク」と「キレ」のある独特な味わいだという。
「鉄」という名前から身構えてしまっていたが、芳賀さんの話を聞いている内に、記者も実際に飲んでみたくなってきた。
ということで、さっそく実物を注文した。