「館長がリンゴを握り潰します」←どういうこと? 爬虫類館の「新メニュー」がぶっ飛びすぎてて二度見不可避
展示されている生物よりも、館長の方が気になってしまう──。
そんな爬虫類展示施設の「新メニュー」が2023年5月、ツイッター上で話題になった。
こちらは、埼玉県深谷市で爬虫類や両生類の展示・ふれあい体験などを行なっている「深谷爬虫類館」の公式ツイッターアカウント(@fukayahachu)が、27日に「新メニュー」という呟きと共に投稿した写真だ。
机の上に置かれた、美味しそうなリンゴ。ただ、手前の商品札には「りんご握り潰し」と何だか物騒な文言が書かれている。これを注文すると、どうなるのかというと......。
「注文すると館長がりんごを握り潰します」
――いや、どういうこと?
「潰されたりんごはリクガメに与えてください」とのことだが、そもそも館長がりんごを握り潰す方が気になって頭に入ってこない。
思わず二度見してしまう「新メニュー」に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「館長バケモンじゃねぇか」
「館長さんって、ゴリラの生まれ変わりだったりします?」
「ダメだ亀より館長を先に見たくなる」
Jタウンネット記者は29日、「新メニュー」について詳しい話を聞くべく、同館の館長本人に話を聞いた。
動画で人気のコンテンツだった
取材に応じた同館館長は、人気Youtuberとしても活動している「ちゃんねる鰐」さん。飼育している生き物たちを紹介する傍ら、趣味で筋トレを行っていたことを生かし、動画内でも時折スイカを手刀で叩き割ったり、リンゴを握り潰したりしている。
「新メニュー」であるリンゴ握り潰しは27日から始めたもの。館長である「ちゃんねる鰐」さんが目の前でクラッシュしたリンゴを、お客さんが館内に十数匹いるリクガメに与えるというシステムだ。
「まるのままのりんごではリクガメが食べづらいので、細かくしてあげる必要があります。そこで、動画上でりんごを握り潰してリクガメに与えていた所、それが視聴者から人気のコンテンツとなったため、爬虫類館でも実際にお客様に見て頂こうと始めたものです」(「ちゃんねる鰐」さん)
まだ始まったばかりのサービスだが、すでに1日で4回の注文がある日も。注文が入ると、頼んだお客さん以外の人も集まってきて皆で動画を撮っているなど、さっそく反響も大きいようだ。
「リクガメの食いつきも良いので皆さんに大変喜んで頂いています」(「ちゃんねる鰐」さん)
展示されている生き物たちに負けないくらいユニークな館長さんがいる爬虫類館、気になる方は深谷市へ足を運んでみては?