岩手の祭り屋台に並んでいた「黄色とピンクの丸いやつ」 謎のローカル菓子「たぐりあめ」ってナニモノ?
貴重なたぐりあめを初体験!
岩手県民に愛されたたぐりあめだが、今となっては作れる人が少なくなっている。コロナ禍など様々な理由で廃業していったというのだ。
そんななか今も「たぐりあめ」を作り続ける貴重な職人の1人が「あいさい舘」の組合員である村上秀雄さん。曽祖父の代から約90年近く続く屋号「飴屋」を継いでいる。岩手県内で行われるお祭りなどに出店を出しているほか、あいさい舘への出品も行っている。
今回、事務局長である村上さんと飴屋の村上さんがご厚意で東京にあるJタウンネット編集部にたぐりあめを送ってくれた。
初めてのたぐりあめ体験。パリッとしたせんべいと粘り気が強いあめのコンビネーションは、食べていて楽しい。わたあめのように優しくてシンプルな甘さで、初めてなのに「懐かしい」と感じられた。
強烈なインパクトがあるわけではないのだが、子供の頃の自分を思い出しておセンチになってしまった。オフィスじゃなかったら泣いていたかもしれない......。
童心に返らせてくれた「たぐりあめ」。村上さんの後継者は現在のところ不在だが、いつまでもこの味の歴史が続きますように......。