おやつを食べてたら「激落ちくん...?」 同僚を心配させてしまった鹿児島銘菓に注目→どれほど似てるか検証してみた
職場でおやつを食べていたら、ものすごく心配された――そんな投稿がツイッター上で注目を浴びた。
何を食べていたらそんなことになるのかというと......。
透明な容器に、白くて四角いものが入っている。ツイッターユーザーのあかりや(@kuhp)さんが2023年5月2日に投稿した1枚だ。
そして、添えられていたつぶやきが、こちら。
「おやつ食べてる私のデスクに書類持って来てくれた事務員さんに『あかりやさん.........激落ちくん食べてるんじゃないんですよね.........??』って心配されて死ぬ程爆笑してる。もう使い込まれた激落ちくんにしか見えない」
読者の皆さんにはこの「おやつ」の正体がわかるだろうか? 正解は――。
軽羹を知らない人だった
3日、Jタウンネット記者の取材に応じたあかりやさんによると、おやつの正体は鹿児島市の菓子店・明石屋の「軽羹(かるかん)」。自然薯・米粉・砂糖から作られる鹿児島の代表銘菓だ。
鹿児島出身のあかりやさんは明石屋のかるかんの大ファン。「やっぱり明石屋さんで一番好きな部分は材料を『山芋』ではなく天然の『自然薯』にこだわっている為か、モチモチ感やしっとり感が抜群な食感でしょうか......!!! 材料が砂糖と米粉と自然薯だけのシンプルさも魅力ですね。甘さも優しいので食感を楽しんでいる間にあっという間になくなってしまいます」と熱く語る。
そんなあかりやさんは現在、愛知県内の企業で働いている。職場で食べていたのは、投稿の2日前に会った地元の友人に買ってきてもらったものだった。
「愛知の会社に就職しているので、事務員さんは知らなかったみたいです」(あかりやさん)
まさかの誤解はツイッター上で大きな話題となり、投稿は約9500件のリツイート、約3万6000件のいいね(5月24日16時15分時点)のほか、こんな声が寄せられた。
「なるほどかるかん知らん人にはそう見えるのかwww」
「これは、かるk......山芋を多めに含んだ激おちくんですね!」
「さり気なく横に激落ちくんの袋置いといたら更にポイント高い」
ちなみに、あかりやさんが軽羹を分けてあげたところ、事務員さんは「モチモチしていて美味しいです!」と喜んでいたという。
【検証】軽羹は「激落ちくん」に見えるのか
鹿児島の銘菓「軽羹」はメラニンスポンジ「激落ちくん」に見えるのか。Jタウンネットで検証してみることにした。
方法は簡単。明石屋の軽羹を手に持ち、同僚に「これ何に見えますか?」と聞くだけだ。
8人の社員の答えは......「お餅」「お菓子」「スポンジ」「石鹸」「何か食べ物かな」「スポンジ」「スポンジ」「スポンジ」。
なんと8人中4人が「スポンジ」と答えた。
新品の激落ちくんと並べるとそこまで似てはいないが、軽羹単体を持っている人を見て「激落ちくんかな?」と思うのも無理からぬことなのかもしれない。
遠くから見ると、かなり似てるし......。※右手(画像左側)に持っているのが軽羹です
ところで、検証のために購入した軽羹は編集部員4人で食べたのだが、全員が「おいしい」と口をそろえた。軽羹、おいしいです。
鹿児島市ふるさと納税 明石屋 かるかん・かるかん饅頭 詰め合わせ