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「意味わからん山」にしかない? 伝説のドリンク「梅よろし」にネット民大興奮→メーカー「楽しんで探して」

松葉 純一

松葉 純一

2023.05.26 08:00
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2023年5月10日、とあるツイッターユーザーが投稿した次のようなツイートが話題になっている。

「梅よろし」という商品名の、ダイドードリンコ社製のドリンクだ。「意味のわからない山の自販機」で買ったジュースによほど感激したのであろうことが、存分に伝わってくる。「意味のわからない山の自販機」というのがどういうことなのか、筆者にはちょっとよくわからないが......。

「ボロボロのリボンちゃんデザフェス21日m-2 」(@odayakanano)さんが投稿したこのツイートには、16万件を超える「いいね」(5月23日時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「これなかなか見つからない笑」
「ほんまにそう めちゃくちゃ美味しいのにめったに手に入らない」
「ダイドー自販機見つけたら絶対これあるかチェックする」
「駅の自動販売機でもよく見かけました! 美味しいですよ」
「私も好きです!夏、仕事終わりにしっかり冷やした梅よろしを飲むと、やりきった感に包まれます」
「職場にこのジュースのメーカーの自販機があったことを思い出して買ってみました! めちゃくちゃ美味しかったです」

熱のこもった反応が多かったのには、実は訳があった。

「梅よろしの為に3時間以上歩き回ったにちゃんねらー思い出したわ」
「安価スレで梅よろし買うことになって朝まで自販機巡りしたやつ思い出した」
「安価で伝説の梅よろしじゃないですか!」

かつて電子掲示板「2ちゃんねる」で大盛り上がりした、深夜から朝方まで京都の街を徘徊し、自販機で「梅よろし」を探す、という伝説のスレ(2018年7月2日「今から自販機で>>5のジュース買ってくるわ」)を懐かしく思い起こす人も多かったのだ。

Jタウンネット記者は、投稿者「ボロボロのリボンちゃんデザフェス21日m-2 」さんと、話題のジュース「梅よろし」のメーカーであるダイドードリンコ社に取材した。

「うまい!! すっきりしている」

投稿者「ボロボロのリボンちゃん」によると、「仕事に疲れ、散歩中、山をうろうろしているところに自販機があり、梅よろしをみつけました」とのこと。

あたかも砂漠の中で見つけたオアシスのような瞬間だったのだろうか......。そのときの感想をこう語る。

「過去に飲んだことはあるし味を知っているし、その時の記憶が蘇り、街には全然売ってないけど、これが美味しくなかったことってなかったよな......と思ったら、もうすでに購入し持っていて、投稿に至りました」
「うまい!!すっきりしていて他の甘いジュースより口の中がベタベタしたり残らないし、若干の山登りで喉乾いた今飲むのに、サイコー笑 」(「ボロボロのリボンちゃんデザフェス21日m-2 」さん)
「ボロボロのリボンちゃんデザフェス21日m-2 」(@odayakanano)さんのツイートより
「ボロボロのリボンちゃんデザフェス21日m-2 」(@odayakanano)さんのツイートより

「みんな『意味わからん山』を理解していて良かった」と投稿者は述懐するが......(記者は未だ意味わからん。ただ、実家のそばの自販機で「梅よろし」を頻繁に購入していたというJタウンネット編集長は、乾いた笑いを漏らしていた)。

次にJタウンネット記者は、ダイドードリンコ社にも取材した。

「こんなに多くの人に愛されていたなんて」

画像提供:ダイドードリンコ広報
画像提供:ダイドードリンコ広報

Jタウンネットの取材に応じたのは、ダイドードリンコ社コーポレートコミュニケーション部の広報担当者だった。 

「梅よろし」の発売は、2004年。もう20年近く販売されている人気商品である。「梅よろし」というネーミングの由来は、「梅は体によろしい」からきているそうだ。

「毎日の健康維持」を意識されている消費者向けに、こだわり素材の黒酢、梅エキス、クエン酸を使用し、「おいしい健康サポート飲料」として、通年販売しているという。とくにこだわっているのは、次の2点。

1.梅果汁に濃縮した梅エキスを組み合わせることで、梅の奥深い上品な香りと味わいを引き出しました
2.お米を発酵させて作った黒酢やクエン酸など、体にやさしい成分を配合しています。
このように、『梅よろし』は、体にうれしい、こだわり素材の黒酢、梅エキス、クエン酸を使用し、「毎日の健康維持」を意識されているお客様向けの「おいしい健康サポート飲料」です
画像提供:ダイドードリンコ広報
画像提供:ダイドードリンコ広報

SNSで話題になっていることについては、「日頃『梅よろし』をご愛顧いただいている多くのお客様のお声を拝見し、話題にしていただけたことは大変光栄で、非常にうれしく思います」「『梅よろし』は発売開始から19年のロングセラー商品ですが、これからも幅広い世代のお客様に、長く愛され続ける商品としてお届けできればと思っております」と、コメントした。

ところで、「梅よろし」は「意味わからん山」にしかないのだろうか。「梅よろし」を扱う自販機の設置方針について、尋ねてみた。

「販売における戦略的な側面もあり、『梅よろし』がセットされる自販機設置場所に関する方針につきましてはでお答えができませんが、お客様にはどのダイドー自販機で販売されているかも楽しみにしていただきながらお探しいただけると幸いです。また、販売シーズンには限定はなく、通年で販売しております」(ダイドードリンコ広報)

つまり......探し歩くしかないというわけだ。

なおダイドードリンコのツイッター公式アカウント「ダイドーのほっとひと息(ダイドー広報チーム)」からは、次のようなツイートが投稿されている。

「梅よろし」が「意味わからん山」以外で簡単に見つかるようになる日が、そのうち来るかもしれない。

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