「アフリカの変わった鳥の卵」「出土品なんよ...」 パン屋さん、うっかり「岩」を生み出してしまう
「猿も木から落ちる」「河童の川流れ」「弘法にも筆の誤り」などの言葉があるように、どんなにその道に通じている人でも、時には予想外の失敗をしてしまうことがある。
まさにそんな「悲劇」の瞬間を捉えた写真が、ツイッター上で注目されている。
こちらは、宮崎県でパン製造を行うNqtadeCoco(@Asroll__)さんが、2023年5月22日に投稿した写真だ。トレーの上に並べられているのは、楕円形をした真っ黒い何か。一見すると炭の塊か岩石のように見えるが......画像にはこんな呟きが添えられている。
「盛大に焦がしてしまいました
これはカレーパンです」
そう。この黒い物体は、見事なまでに真っ黒こげになってしまったカレーパンだったのだ。外見だけでは食べ物だと見抜くのすら難しいビジュアルに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「アフリカの変わった鳥の卵」
「火山岩」
「自転車のサドルやん」
「出土品なんよ......」
一体、どうしてここまで丸焦げに? Jタウンネット記者は24日、NqtadeCocoさんに話を聞いた。
中のカレーは美味しかった
NqtadeCocoさんが「丸焦げカレーパン」を生み出したのは22日の朝10時ごろ、勤務先でのことだ。
いつも通りカレーパンを焼いていたが、窯から出すのを忘れて焼き続けてしまった。
そして、やがて漂ってきた焦げた香ばしい匂い。釜を開けると、投稿写真のような状態になっていたという。
「ちょっと焼き過ぎて焦がしたりすることはありますけど、今回のような焦げ方は初めてでした」(NqtadeCocoさん)
焦げてしまった箇所を食べてみたところ、案の定木炭をかじったような味で、硬すぎて歯が痛くなってしまったそう。
ただ、中のカレーについては「2日目のカレーレベルで美味しかったです」とのこと。どうにか、「カレー専用の弁当箱」ということにならないものか......。