スーパー玉出、話題の新商品「うなぎもどき重(うなぎではありません)」を実食 タレごはんの悲壮感が「食事」に変わる
<連載>スーパー玉出「激安メシ」の世界
文・写真 Met
うなぎもどき重
大阪でよく見かける激安スーパー「玉出」。1円セールなどでおなじみですが、値段だけでなく個性的な品揃えにも一見の価値アリ。
そんな「玉出」のお惣菜コーナーを西成区在住の筆者が物色し、実際に食べてレビューします!
今回見つけてきたのは「うなぎもどき重(うなぎではありません)」(税込235円)。最近スーパー玉出の一部店舗で発売を開始し、話題になっている商品です。
「うなぎではありません」ということで原材料名を見ると、豆腐やはんぺんが使われている模様。おかげでうなぎでは考えられないほどの低価格に抑えられています。なんともスーパー玉出らしい商品ですね。
スーパー玉出の情報発信をするツイッターアカウント(かつては公式)によると、この商品、完成までに半年の月日がかかったんだとか......。
果たしてどのような仕上がりになっているのでしょうか?
なぜだか探しているよ、どこかに小骨の姿を
フタを開けてみるとこんな感じ。見た目はかなり「うな重」で、期待が高まります。早速食べてみましょう。
まずは「うなぎもどき」を1切れいただきます。
歯応えは少しモチッとしており、原材料どおりの練り物感。大量にかけられた山椒が、なんとかうなぎを演出しようと頑張っています。
裏側には海苔が貼られています。これを見た途端にうなぎを食べているような気がしてきました。あれだけ邪魔だと思っていたはずの小骨を、なぜか探してしまいます。
タレごはんの悲壮感薄めるのはこいつらだ!
下にはもちろん、うな丼のタレが染みたご飯。これは「うなぎタレごはん」としても販売しているほど、スーパー玉出ではお馴染みの味。これほどまでの節約メシ商品は他に見たことがありません。
やはり「うなぎもどき」と一緒に食べるのがイイでしょう。溢れる悲壮感が薄れ、ちゃんと食事をしている気がします。満足感のコスパとしては最強の仕上がりですね。
付け合わせには、ほんのりと甘い錦糸卵がついています。これも悲壮感を紛らわせるには大活躍。相性は微妙ですが紅生姜も付いているので、強引な味変もバッチリです。
ということで今回はスーパー玉出の「うなぎもどき重」を紹介しました。お得感を求めたいユーザーにとってはピッタリすぎる商品で、食べていて少し嬉しくなりました。
もしかすると、スーパー玉出の新たな名物になっていくのかもしれません。現在はスーパー玉出の恵美須店で数量限定発売されているそうです。気になった方は、店舗へ探しに行ってみてはいかが?