「お客さまへ ソフトクリームが曲がります」 道の駅の「正直すぎる看板」に反響「コレはコレで頼みたいw」
「曲がるソフト、普段はやっておりません」

投稿者「えきちょー 」さんによると、この写真を撮影したのはゴールデンウィーク真っ最中の、5月4日の昼間だったという。
「道の駅はっとうは、田舎の中山間地にある小さな道の駅で、喫茶店はそのフロア内テナントとして営業しています。マスターが1人で営業しているので、たまに休息や事務で不在になる時があり、その時には私(駅長)や副駅長(@michinoeki810)が交代しています」 「ただ、私は、ソフトクリームを巻くのが大変下手でして、 常連の方々はもうそれに慣れていますが、ゴールデンウィークで観光やお買い物にこられる初見のお客様には、あらかじめ注意書きを書いた方が親切だろうと掲示を出しました」(「えきちょー 」さん)
これまでも、時々このような掲示を出して交代していたとのこと。
ところで、ふだん上手なソフトクリームを提供しているマスターは、どんな人物か? 聞いてみた。
「しっかりして落ち着いた30代の男性です。地域の方々とも話が合い、様々な役を請け負っているので顔が広いです。ちなみにソフトクリームのクリームは、マシンによる調整で味や形の良さが変わるのですが、最適な調整をし、綺麗なソフトクリームを巻けるようちゃんと練習した努力家です」(「えきちょー 」さん)
さらに、「駅長ご指名でのソフトクリームのご注文は、普段はやっておりません」と付け加えた。曲がる方をお望みの場合も、残念ながらご希望には添えない、とのことだった。
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道の駅「はっとう」には「フルーツ」「バイク」「鉄道」「音楽」という4つの特徴がある。
「果樹生産地なので、夏から始まるフルーツのシーズンには地元産の直売が山のように出荷されます。近くにはもぎ取りができる観光園もあります。特産の梨、りんご、ぶどう、柿など冬まで続く色とりどりのフルーツが人気です」
「八頭町はスズキ製バイク『隼』ライダーの聖地であるため、道の駅はっとうは、『ライダーに優しい道の駅』として、バイクケア用品の取り扱いや、ライダーミーティングを定期的に開催しており、ライダーの立ち寄りが多いです」
「ローカル線『若桜鉄道』の部品などの珍しいグッズを取り扱っており、鉄道愛好家の方が多く訪れます」
「駅長の音楽好きが高じて、店内外に楽器を設置しています。ピアノだけでなく、ギターやベース、カホンなどを揃えており、オープンマイクイベントや、ゲストアーティストのライブなど、音楽イベントを年数回開催しています」(「えきちょー 」さん)
夏から始まるフルーツのシーズンに出かけてみるのは、いかがだろう。曲がるソフトクリームのご希望には応じられないが、努力家のマスターが巻く綺麗なソフトクリームはきっとおいしいだろうし、楽しそうな駅長さんにも、運が良ければ会えるかもしれない。
これでヨシッと…… pic.twitter.com/qpwWDfi0yy
— えきちょー (@ekicho810) May 4, 2023