「2億円と言われて信じる」「うちにも飾りたい」 2才児が「本能で描きなぐった絵」が巨匠の傑作にしか見えない件
突然だが、1枚の絵画をご覧いただきたい。
豪快で、力強い筆遣いが印象的な作品だ。「もしかして、あの有名な画家の絵だろうか......」と思った読者もいるかもしれない。
この写真は2023年4月26日に、ツイッターユーザーのねいろ(@_Neillo_)さんが投稿したもの。添えられていたのは、次のつぶやきだった。
2歳が本能で描き殴った絵、どこに飾っても妙に映えるので才能を感じる。
なんと、作者はねいろさんの2歳のお子さん! 恐ろしいほどの才能を感じる1枚に、ツイッター上では12万1000を超えるいいね(5月2日現在)のほか、こんな声が寄せられている。
「この絵 2億円の価値あるとか言われて普通に信じる」
「素晴らしい絵ですね!!うちにも同じものを飾りたいです」
「『ミロの未発表作』で通じそうですね」
この素晴らしい絵は、どのように生まれたものなのだろう。Jタウンネット記者は2日、ねいろさんに話を聞いた。
描かれたのは「大空ポンポンのタマゴ」?
ねいろさんのお子さんは、まず使いたい色を決め、紙面のどこにその色を乗せるのか、ねいろさんに伝える。そうして絵の具を落としてもらい、筆やスクレーパー(絵の具を延ばすヘラのような道具)で伸ばして作品を作っていくという。
お子さんはその行為自体を楽しみ、具体的なモチーフは決めずに描いていたそう。
「(何を描いたものなのか)本人に尋ねてみたことはあるのですが、『大空ポンポンのタマゴ』と元気よく謎の答えが返ってきました」(ねいろさん)
ねいろさんは我が子が紙面全体を使って思い切りよく描いている姿に感心したという。
お子さんは普段からよく絵を描き、大人が絵を描いているところを見るのも好き。「消防車を描いて」「はやぶさ(新幹線)を描いて」とせがみ、どうやって画材を持っているのか、どうやって使っているのかをじっと眺めているという。
「後日、自分でも(大人がやっていた)作業を真似してみたり、握り方を尋ねてきたりと、熱意の高さにも驚きます」(ねいろさん)
お子さんは、とてもよく笑い、おおむね機嫌の良い子だという。ねいろさんは「今のまま心身とも健康でいてくれたらそれに勝るものはないかと、日々感謝しています」と語ってくれた。
小さな大画家はこれからもきっと、元気いっぱいに楽しみながら、たくさんの作品を生み出していくのだろう!