「なぜかすごく納得」「なんかめっちゃ響いた」 ラケット屋のおやじに教わった「迷った時の選び方」に反響
同じくらい魅力的に感じる2つの商品の間で心が揺れ動く――皆さんも体験したことがあるはずだ。
そんな時に心強い「考え方」を描いた漫画が、ツイッター上で注目を集めている。
作者は、千葉県在住の漫画家・大場玲耶(@ohba08)さん。2023年4月16日に投稿されたのは、大場さんが大学時代にテニスラケットを買いに行った時の実体験を元にした漫画だ。
たくさんのラケットが並べられた店内で、大場さんが手に取ったのは水色とピンク色のラケット。「どっちもめちゃめちゃ可愛い」と、どちらか1つに絞れない。
「もし確率なら1か0かイエスかノーか男か女ってことだよな」
「男か女だったらやっぱり女を選びたい」
悩み過ぎるあまり、ラケット選びとは関係ない謎の思考に陥ってしまう大場さん。そんな彼女に、優しそうな笑顔を浮かべた店員が声をかけてきて......。
「利き手」は神聖なパーツ
現れた店員さんに、頭が混乱していた大場さんは思わず「どっちがいいと思いますか!?」と助言を求める。すると、店員さんは大場さんにこう問いかけた。
「お嬢さん、利き手はどっち?」
不意な質問に疑問符を浮かべつつ、大場さんが「右ですけど」と答えたところ......。
「今、右手に持ってる方をお選びなさい」
店員さんは、大場さんが右手に持っているもの、つまりピンク色のラケットを選ぶように勧めてきた。
「自然と利き手が選んだ方が良い運命を持っているんじゃないかと思うよ」
と語る店員さん。物心つく前から絵を描き続けてきた大場さんにとって、「利き手」というのは体のパーツの中でも特に神聖な部分。それだけに、店員さんの話はとても心に響いた。
「その考え方...! めっちゃいいですね!!」
そんなわけで、大場さんは右手に持っていたピンクのラケットを購入。その後、結局テニスサークルは辞めてしまったものの、この思い出は一生物の教訓になったようだ。
大場さんが体験したエピソードに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「なぜかすごく納得するお話ですね...おじさんすごいや」
「コレは良い話」
「なんかめっちゃ響いた」
店員さんの考え方に胸打たれたとの声が多く寄せられている。
ラケットよりもこのおじさんに出会うことこそが、大場さんにとっては運命的だったのかもしれない。(ライター:Met)