製造主に感謝! 岡山のお好み焼き店で長年働く「配膳ロボ」が時代を先取りしすぎてる
昨今、ファミリーレストランなどで猫型のロボットが配膳をしているシーンを見かけることが多くなり、日常がSF映画の世界に近づいているようでワクワクしていた。
しかし、配膳ロボットは、もっとずっと昔から、我らと共にあったらしい。
こちらは、東京都在住の会社員・まつじ(@matsujun5213)さんが2023年4月3日に投稿した画像だ。岡山県岡山市にあるお好み焼き店「真珠」の店内で撮影したという写真には、お好み焼きのタネや麺の乗ったトレーを運ぶロボットが映っている。
円柱型の体と半球の頭部に、青いアクセント。かの有名なアストロメク・ドロイドを彷彿させる姿である。
画像と共に投稿された動画では、店の真ん中に設けられたレールの上を滑るように移動し、ロボットが配膳をしている様子がわかる。しかも、ギリギリ日本語だと認識できるくらいの超機械的な音声で「イラッシャイマセ」「オマチドウサマ、ドウゾオトリクダサイ」と喋ってくれる機能付きだ。
何とも言えず愛嬌たっぷりで、「Thank the maker!」と言いたくなっちゃう配膳ロボに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「R2D2みたいで可愛い」
「この昭和感とチープさ、嫌いじゃない」
「江戸時代の茶運びからくり人形の後継者かも」
Jタウンネット記者は5日、投稿についてまつじさんに話を聞いた。
想像以上にスムーズな動き
まつじさんが「真珠」を訪問したのは2月初旬のお昼ごろ。15年以上前から同店のロボットの存在だけは知っており、実際に体験するために足を運んだという。
「40年以上前から稼働しているらしいにも関わらず、想像以上にロボットは清潔かつ動きがスムーズで驚きました。自分が子どもなら、何回も呼びたくなる可愛さとかっこよさを感じました」(まつじさん)
このほか、店内にはお好み焼きの美味しい焼き方が書かれていたり、可愛い動物の壁画が描かれていたりと、お店自体も親しみやすさを感じる雰囲気だったそうだ。
Jタウンネット記者は6日、「真珠」に電話したみたものの、残念ながら取材は受け付けていないとのこと。
「NUMBER-ONE-ROBO」のことをもっと知りたい人は、岡山に足を運んでみてほしい。