【難易度:ナイトメア】大豆の海で「木彫りの大豆」が行方不明に たった1粒の「にせもの」を探せ
突然だが、皆さんに問題だ。こちらの画像をご覧いただきたい。
机の上にずらりと敷き詰められているのは「大豆」。この中に一粒だけ「木彫りの大豆」が混ざっている。
さて、どれが「木彫りの大豆」か、分かるだろうか?
色も形もヒビ割れ具合も、どれも本物にしか見えない。ここから木彫りの作品を探し出すのはなかなか難しいだろう。
難易度が高すぎる「激ムズクイズ」に突然、しかも強制的に参加することになってしまったのは、「あっと驚くものをつくる」をテーマに作品を作る「木彫りアーティスト」の「キボリノコンノ」さんだ。
キボリノコンノさんは2023年4月2日、冒頭の画像と共に、こう呟いている。
「んあぁぁぁぁぁーーー
木彫りの大豆作ってたら手から飛んで大豆の海の中に...涙」
全部食べてみるしかない...のか?
思わぬ「事故」に見舞われてしまったキボリノコンノさんの絶望的すぎる状況にツイッターではこんな反応が寄せられている。
「大事件 全部食べてみるしかありません!!」
「無理ゲーやないですか」
「難易度高すぎ!わからない」
「ウォーリーを探すより難しいですね」
また、どれが「木彫りの大豆」なのか推理するリプライも多く寄せられた。
木彫りの大豆は結局、無事に見つかったのだろうか? Jタウンネット記者はキボリノコンノさんを取材した。
机の上の本物の大豆たちは、見本にするためにキボリノコンノさんが広げていたもの。その前で作業をしていたら、彫刻刀で彫っている最中の「木彫りの大豆」が飛んで行ってしまったのだそう。
山ほどの本物の大豆の中に紛れ込んだたった一粒の「木彫りの大豆」――そんな恐ろしい光景を目の当たりにし、とりあえずひと休みしてから探そうと、キボリノコンノさんはその光景をツイッターに投稿したのだとか。
そのことが、「発見」につながった。
正解は、コレでした
「たくさんの方から『これではないですか?』と写真付きの投稿をいただき、その写真をもとに探してみたところ、木彫りの大豆を見つけることができました」(キボリノコンノさん)
では制作者本人でも苦しめられた「激ムズクイズ」の答えを発表しよう。こちらだ。
......ウーン、分からない。
ちなみに、紛れ込んでしまった「木彫りの大豆」は最後の仕上げをしていたところで、完成間近のものだったという。
そんなものを、分かった人たちは何を頼りに発見したのか。もはや野生の勘的なものかもしれない。
ところで、キボリノコンノさんはなぜ木彫りの大豆を作ろうと思ったのか。経緯を尋ねた記者は、衝撃を受けた。
「3月21日から『木彫りテスト』(本物の食材の写真の中から木彫りの写真を当てるクイズ)をツイッターで投稿しており、今回は第5問目のクイズの作品として木彫りの大豆を制作していました」(キボリノコンノさん)
も、元々クイズにする予定だったの!?
キボリノコンノさんによると、制作時間は3時間、本物と並べてクイズにする予定だったもののため、形はもちろん、本物と同じ色味になるように、絵の具の色作りにとてもこだわった一品だそう。それは見つからないはずだ......。
キボリノコンノさんは事件を振り返り、次のように語った。
「フォロワーのみなさんにクイズとして出題するつもりが、自分へのクイズになってしまいました」