長崎で、冬と春が交じり合う ハウステンボス「白銀の世界」の延長期間はあとわずか
「白銀の世界」が延長し、冬と春が交じり合う
毎夜行われる「白銀の世界」点灯式は迫力満点で、点灯の瞬間、観客から感嘆の声が広がるのは例年のこと。それが今シーズンは更にドラマティックに進化していた。
点灯式は19時30分から、アムステルダム広場で行われる。花時計前で待っていると、周囲の灯りが落ちて、しばらくすると演奏が始まる。ヴォーカルユニット「マキシマム」の歌声だ。
歌がクライマックスに差し掛かると、ライトが点灯し、ハウステンボスがイルミネーションにつつまれた。パイロ(花火)や雪の演出、光線が加わり、一層華やか。
周囲を見渡すとヨーロッパの街並みが「白銀の世界」に変わり、幻想的だった。
園内最大のガーデンイルミネーションを誇る「アートガーデン」に移動すると、広大なエリアに例年以上の輝きと華やかさのある光のジュータンが広がっていた。今シーズンの白銀イルミネーションはフルカラーになっているので、美しさが段違いだ。
12月に訪問した際は、幅66メートルある「光の滝」と連動し、音楽に合わせてオーロラ色に輝いていた。絵本を観るかのようにしばし目を奪われる。
3月に再訪すると、光の滝はお花畑に。チューリップが満開の春爛漫で、同じ場所なのに全く別の美しさだった。
アートガーデンのイルミネーションを鑑賞するときは、「光の滝」の近くの建物や、運河沿いに出て少し下がった場所がオススメ。そこから写真を撮ると、スケールの大きさがよくわかる。