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「梅干しについてる白いヤツ」はカビの可能性があるらしい 塩だと信じていたのに...見極めるにはどうすればいい?

藤本

藤本

2023.03.29 20:30
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梅干しを食べようと思ったら、なんか白いものがついている。

特段珍しいことではないと思うが、そんな時、読者の皆さんはどうしているだろうか。塩だろうと思ってそのまま食べてはいないだろうか。

だが、注意してほしい。ひょっとしたら、「カビ」かもしれないからだ。

これは塩?それとも、カビ?(画像は梅樹園公式ツイッターより)
これは塩?それとも、カビ?(画像は梅樹園公式ツイッターより)

2023年3月23日、1911(明治44)年創業の梅干製造問屋・梅樹園(和歌山県・みなべ町)のツイッター公式アカウントは、白い結晶のようなものが付着した梅干しの画像を投稿した。

これが、塩か、カビか。Jタウンネット記者にはわからない。しかし、もしカビだったとしたら......舐めて確かめるのはかなりイヤだ。

ではどうすればいいのか。梅樹園のアカウントは画像と共に、こう呟いた。

「梅干しに白いカビのようなものが付着していたら1度お湯につけてください。
塩であればお湯に溶け、カビの場合は溶けません」

なるほど、確かに塩の結晶ならばお湯をかければ溶けていくだろう。納得だ。

でも、待てよ......。ということは、今まで「塩をふいた梅干し」だと思ってそのまま食べていたものの中には、カビが生えていたものもあるということか? そもそも梅干しにカビって生えるの!?

怖ろしくなったJタウンネット記者は24日、梅樹園を取材した。

梅干しにもカビが生えるの?

同社のSNS・WEBマーケティング担当者によると、塩分の高い梅干しならカビが生えることはほとんどない。投稿された画像の白いものも「塩」だという。しかし、何らかの形で梅に水が付着し、そのまま保管された場合は殺菌効果が弱まり、カビが繁殖することがあるそうだ。

梅干しに白いなにかがついていて、変なにおいがする、白い斑点がフワフワしているなどというときは要注意。そんな場合は、湯をかけて確かめてみよう。

塩であれば動画のように、するすると溶けていく。そうならなければ「カビ」の可能性が。ただ、勢いよく湯をかけると、「カビが梅から離れ、溶けたように見える場合」も。本当に溶けているか、液体をよくチェックする必要があるとのことだ。

塩だと信じ切っていたものが、カビかもしれない――そんな衝撃的な事実と、簡単な確認方法はツイッター上で大きな注目を集め、1万5000件のリツイート、5万7000件を超えるいいね(28日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「カビの場合もあるんだ!塩吹いてると疑わなかった」
「カビの可能性を全く考えずに食べてた」
「白い梅干しをお湯に付けて梅湯飲んでた。溶けない塩もあるんだなーって思いながらずっと飲んでたんだけど...」

なお、カビを生えにくくするためには、湿度や気温が低い場所、不安であれば冷蔵庫に保管するといいそうだ。

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