1991年生まれの「フルーツポンチ缶」を開けてみた結果→ダークマター出現 どういう現象?専門家に聞いた
缶詰といえば、肉や魚、シロップ漬けの果物などを年単位で保存できる優れもの。災害などに備えて家に置いてあるという人も多いだろう。
しかし......、いくら長期間の保存ができると言っても、たとえば数十年も放置していたら、さすがに中身は大変なことになってしまうようだ。
こちらは、千葉県北西部でタケノコの収穫・販売を行っている「火中の栗原」(@chestnut100kg)ことクリハラさんが2021年11月2日にツイッターに投稿した写真だ。
白いお皿の上に入れられているのは、何やら炭の塊のような、どす黒い物体。皿の底にも墨汁のような黒い液体が広がっている。
およそ食べ物には見えないが、その正体はながらく開封されずにいたフルーツポンチ缶の中身である。製造された時にはカラフルな果物が入っていたのだろうが、いまや見る影もない。
その姿に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ダークマターだぁあああ!」
「これはもう熟成を通り越してホラーですね」
「まさにクサレポンチですね」
「フルーツのシロップ漬けの缶詰は賞味期限を過ぎると缶が破裂する可能性もあるのに、よく缶自体は無事で......中身は凄いことになってるけどw」
一体、なぜこんなことになったのか。Jタウンネット記者は投稿者と、食品の研究や技術開発などを行っている「日本缶詰びん詰レトルト食品協会」の研究所(神奈川県横浜市)に話を聞いた。